日常よく使うプラスチック製品や化粧品、芳香剤などには
化学物質が含まれています。


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妊娠期間中に高レベルでそのような化学物質にさらされた女性の子供は、
そうでない子供よりも知能指数(IQ)が低くなる傾向があるようです。



米国オンライン科学誌PLOS ONEに
米コロンビア大学の研究結果が掲載されています。


plasticsjournals.plos.org



プラスチック製品の使用によって
フタル酸エステル類(フタル酸ジブチル、フタル酸ジイソブチル、フタル酸ジオクチル、フタル酸ジエチル)など
に暴露されます。

この研究では、
妊娠27週以降の328人の女性の尿から
この4種のフタル酸エステル類を測定し、

さらに、
生まれてきた子供たちが7歳になった時点での知能指数を測定しています。


その結果、
4種のフタル酸エステル類のうちの
特に
フタル酸ジブチル、フタル酸ジイソブチルの痕跡が高かった母親の子供は、
同物質の痕跡の低かった母親の子供と比べて、
知能指数が平均6ポイントも低かったことがわかりました。




つまり
プラスチック製品をより多く使っていたり、
合成香料の香りを放つ製品をより多く使った
母親の子供たちの方が
知能指数が低くなったのです。



知能指数6ポイントの低下は、
子供の学業や将来の職業選択の可能性に
大きな影響を及ぼす可能性がある差になります。



今回
大きな影響を与えたフタル酸ジブチルとフタル酸ジイソブチルは、
口紅、ヘアスプレー、マニキュア液、芳香剤などに含まれている可能性があります。

また、
プラスチック容器に入れて電子レンジで食品を温めることも
曝露の原因になります。


子供のたちが使う玩具へのフタル酸エステル類の使用を禁止する規制は一部あるものの、
脳の発達に最も影響を及ぼしやすい胎児への暴露を抑制する規制はありません。



自主的に
気をつけることが大切です。



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