シアトル酋長の言葉:一部再掲です。

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相変わらず
世界中で
動物と人との紛争が絶えません。

世界各地では
毎日
動物に襲われたとか
大きな動物を発見し射殺したという報道があります。

人が動物の生息地を破壊し
活動域を拡げているためです。


森の神であるクマの生息地も開発され
そこに立ち入れば
射殺されてしまう。
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これだけ科学技術が発展しているのですから、
その知恵と技術を活かして、
共存共栄を目指してほしいものです。



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もともと彼らが生息していた土地だったのです。



いつも疑問に思うのは、
巨大な動物を発見すると、
人はすぐに殺してしまうこと。


そして、
人間が勝手に自分たちの領土を決めて、
そこに生息する生き物たちの所有権までも勝手に決めてしまうこと。





誰の所有物でもない、
皆が使わせてもらっている地球。



私たちが勝手に自分の所有物と主張しているだけなのではないでしょうか。






昔1800年代に北米の先住民にシアトルという名の酋長がいました。

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彼のスピーチからの抜粋です。
(実際には彼の語った言葉を覚えていた人が
後から書いたものなので、いくつかのバージョンが存在します。)

是非ゆっくりと読んでみてください。



「ワシントンの大統領が、我々の土地を買いたいと申し出た。
しかし、
どうやってこの広い大空を買うことができるのだろう?

この考え方は、我々には奇妙に感じる。

この新鮮な空気や流れる水のきらめきが、
もし我々の所有物ではないとしたら、
それをどうやって買うというのだろう。


この母なる大地のあらゆるものは、
我々にとって神聖なものだ。

光に輝く松の葉も、
波打ち際のすべての砂粒も、
深い森の中に拡がるすべての霧の粒子も、
すべての草原も
心地良い音を立てる虫たちも
私たちの記憶と経験の中において、
そのすべては神聖なもの。

我々は、
樹の中を流れる樹液が、
我々の血管を流れる血と同じであることをよく知っている。

我々は母なる地球の一部であり、
母なる地球は我々の一部でもあるのだ。

野に香る花々は、
我々の姉妹。
クマやシカ、空を飛ぶ偉大な鷹は、
我々の兄弟。

険しい岩山も、
草原の朝露も、
ポニーの体のぬくもりも
そして、
人も
すべては同じ家族に属している。

小川や河を流れるきらめく水は、
たんなる水ではなく、
我々のご先祖の血でもあるのだ。

もし、あなた方にこの土地を売るのであれば、
あなた方はこの土地のすべてのものが神聖だということを理解しなければならない。

湖面に照らされる清らかな水の反射は、
我々の人生の記憶と出来事を物語ることが出来る。

水のせせらぎは、私の祖父の声でもある。
 
すべての河川は、我々の兄弟。
我々の喉の渇きを癒してくれる。
カヌーを運ぶことも出来れば、
子供たちに食料を与えてくれる。
だから、
あなた方も自分の兄弟にするように、
河川たちにも優しく接しなければならない。

もし、我々がこの土地を売るのであれば、
あなた方は、この空気はとても尊いものであることを忘れてはならない。

それはすべての生き物とその魂を分かち合い、
生命を支えている。
祖父が生まれた時にはじめて息をしたその風は、
人生最後の息も受け止めてくれた。

そして、
風はまた我々の子供たちにも魂を吹き込んでくれる。


だから、
もし我々がこの土地を売るとしたら、
この大地と風を神聖なままにしてほしい、
草原に咲く花々の香りをいつでも味わえるように。

 
あなた方は、自分の子供たちに、
我々が子供たちに教えたことを教えることが出来るだろうか?
地球は母なる大地だ。
地球に起こることは、すべて子供たちにも起こること。

そして大切なことは、
地球は人間に属しているのではなく、
人間が地球に属しているのだということ。

すべては、身体の血液のように、繋がりを持っている。 


一つ我々がわかっていることは、
我々の神は、あなた方の神でもあるということ。

地球は神にとっても高貴なものであり、
地球を汚すことは、創造主を侮辱することと同じだ。


あなた方の未来は、我々には謎ばかりだ。

バッッファローたちがすべて殺されてしまったら、
一体何が起きるのだろう?
自由に駆け巡る野生馬を飼い慣らしてしまったら、
どうなってしまうのだろう?
 
深い森の静かな場所にまで、
人々の匂いが染み着いてしまったら、
実りの多い丘が電線で汚されてしまったら、
一体どうなってしまうのだろう?
雑木林はどうなってしまうのか?
鷹はどこに飛んだらいいのか?
去ってしまうだろう!

活き活きとした生活は終わり、
生存のための日々が始まる。

最後のレッドマンが荒野と共に消え去った時、
そして、
その記憶が平原上空を流れる雲の影だけとなる時、
この美しい海岸や豊かな森は、
そこに在るだろうか?

その時、
我々の精神のかけらでも、そこに残っているだろうか?
 

我々は、生まれたての赤子が母の心音を愛するように、地球を愛している。
だから、
もし我々がこの土地を売るときには、
我々が愛するように愛し、
我々が大切に扱うように大切に扱いなさい。

この大地を受け取る時には、
大地の記憶をしっかりと心に刻みなさい。

未来の子供たちのために大切に扱い、
神が我々を愛するように、
愛しなさい。


我々が大地の一部であるように、
あなた方も大地の一部なのだ。

この地球は我々にとって、とても貴重な宝であるように、
あなた方にとっても貴重な宝なのだ。


一つ、確かなことは、
神は一つであるということ。
レッドマンも白人も分け隔てなく、
我々もすべて兄弟なのだ。 」


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