パッキー。

米国オレゴン動物園のアジアゾウです。
54歳。

北米では最高齢のアジアゾウです。

まだまだ元気いっぱいの素敵なゾウでした。



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でも今週
ついに
理由なく安楽死という名目で
殺されてしまいました。


プレスリリースでの発表では、
安楽死の理由は
2013年の健康診断で
抗生物質耐性結核菌陽性の反応が出たためのようです。

でも
結核菌陽性は、
動物園のゾウではとても多く、

パッキーには
何の症状もなく
しっかりとした衛生環境で管理されていました。


けっして正当な安楽死の理由とはなりません。

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パッキーが赤ちゃんの頃の
オレゴン動物園での写真です。
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パッキー殺処分計画が公になったのは
それを阻止しようと
パッキーの飼育担当や動物園の従業員たちが立ち上げたSNS
「チーム・パッキー」でした。

なんとかして
パッキーの安楽死を回避するために
有志が立ち上がっていました。

packy1Facebook


多くの人がフォローしていました。

16195740_18Facebook



でも

残念ながら

今朝のSNSで
パッキーが殺されたことを発表。


pakiFacebook


16174591_186112503743Facebook


ちなみに
パッキーの息子ラマ君も
2年前に
31歳で安楽死されています。


ramaFacebook




動物園の動物たちの福祉を求める動物保護団体 In Defense of Animals (IDA)によると
オレゴン動物園は、
動物福祉において
全米ワースト10の動物園に入っています。


でも
今回パッキーのお話を出したのは、
世界中の動物園で
動物たちを人の都合で殺しているという現実が
とても多くあることを知ってもらうためです。




デンマークのコペンハーゲン動物園では、
健康なキリンたちを殺処分して
ライオンに食べさせていたことが発覚し、
世界中で大きく報道されました。

さらに
その騒動の後にも
ライオン一家4頭(仔ライオン2頭)を殺処分してしまいました。

その理由は
驚くことに
新しいライオンを買うためというものでした。



他にも
このような話は
実は
とても
たくさんあります。




ある動物園専門家の話では
欧州の動物園では
年間推定5000頭の健康な動物を殺していると推測されています。



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