刺網漁。

刺し網漁は、
魚が遊泳・通過する場所を遮断するように大きく網を張って、
その網目に魚の頭部を入り込ませる網を用いておこなう漁法です。


この網は
固定する方法や
網で魚群を取り囲む方法、
海の潮の流れに刺し網を流しながら行う流し刺し網漁業
などがあります。



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特に流し刺し網漁業は、
網を通過しようとする全ての生き物を
見境い無く捕獲してしまう可能性がとても高い無差別漁法なのです。

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刺し網による漁業は、
さまざまな種類の魚だけではなく、
イルカなどの海棲哺乳類、
ウミガラスなどの潜水型海鳥、
ウミガメなどにとっては大きな脅威となっています。

捕獲する必要のない生き物まで
捕獲し、時には「捨てて」してしまうのです。

長い時間網に絡まった生き物は
網の引き上げの時には瀕死または死んでいるものも多く見られます。




現在、
日本の漁業法では、
刺し網の使用は関係機関によって管理監督されています。

世界各国でも
規制強化や禁止としている国も増えてきています。


でも
いまだに大々的に行われています。


無差別の大規模漁業によって
食べられることなく
捨てられる魚も多いのでは
将来の海の生態系にも多大な影響を及ぼします。

すでに
世界自然保護基金(WWF)は、
海洋生物の生息数が、
1970年から2012年までの約40年間に
49%減少した
との報告書を公表しました

長い歴史の中で
たったの40年で海の生き物たちが半減してしまったのです。

多くの魚で過剰捕獲が問題になってきています。

次の写真は、1957年と2007年のフロリダのキーウエストの同じ場所の写真です。
1957年
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2007年
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ちょうど50年に間に
魚の大きさは、91.7cmから42.4cmに縮小
魚の大きさも、19.9kgから 2.3 kgに縮小しています。


こちらは、1950年代と1980年代の写真の比較。

1950年代
ポパイが出てきそうな写真です。
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1980年代
魚がとても小さくなっています。
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MailOnline

過剰捕獲は多くの先進国で問題になっています。
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こういった危機的な海洋資源の状況の中で
不必要に
生物を殺してしまう流し刺し網漁は
禁止しなければ
多くの貴重な命の犠牲がなくなりません。



これらを厳しく管理するためには
私たちの声が必要です。

誰もが無関心のままでは
政府は動かないのです。 

署名は、こちらから。


dnCare2petition



こちらも
ひかたま:たったの40年で海洋生物が半減


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