インドの首都デリーでは
2017年から
使い捨てのプラスチック製の容器・フォーク・スプーン・ナイフ・ビニール袋などの使用を
全面的に禁止する法律が施行されました。


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これは
デリー周辺にある三か所の廃棄物焼却所による大気汚染に対するアクションです。
プラスチックの焼却による大気汚染が著しいのです。


現在インドでは大気汚染がとてもひどく
WHOの調べでは、
インドは、中国・英国などを抜いて
世界一の大気汚染国であることが判明しています。

インドでは、
2015年に大気汚染が原因で死亡した人の数は110万人と試算されています。
これは
中国の大気汚染が原因で死亡した数とほぼ同数。
インドと中国を合わせると220万人となり、
2015年の全世界の大気汚染による死者数420万人の過半数を占めています。



この図はWHOのデータに基づく
世界の最もPM2.5による大気汚染がひどい都市一覧ですが、
第一位はインドのデリー。

その他も
ほとんどがインドの都市で占められています。


indtheguardian.com


インドでは
美しいヒマラヤ山脈にも
大量のゴミを廃棄しています。
その様子が動画に収められています。

The Greening of Kashmir - short - Canon 7D from Tim Silverwood on Vimeo.







毎年推定880万トンものプラスチックごみが
海洋に流れ込んでいますが
そのうちの約60%が
インドで廃棄されたものであると推定されています。


今週はタイのリゾート地の沖に
巨大なプラスチックの島が浮遊していることが発見されました。


こちらは
海のサイズ別のプラスチックゴミの分布図です。

特に小さなものと大きなものが目立ちます。


OceanPlasticMapsWEBtheguardian.com



インドでの
この試みが成功すれば
世界的な環境改善への大きな励みになることが期待されています。

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プラスチックゴミを出すのはインドだけではありません。

私たちも一人一人が気を配れること。


以下は
ひかたま:海のゴミ:美しい地上の楽園モルディブの裏からの抜粋です。

美しいモルディブのリゾート

1101bigpicture.ru.

 ゴミ一つ無い美しいビーチと海
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家の中もゴミ一つありません。
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でも、
こちらは、モルディブの裏の顔。
観光地ではない島に、綺麗なモルディブのゴミを溜めているのです。

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ビーチはこんな感じ。
観光地ではないモルディブのビーチです。
毎日300~400トンものゴミが捨てられています。
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地上の楽園モルディブで働く人。
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観光客がリゾート地で遊ぶと、当然ゴミがたくさん出ます。
地元住民よりも観光客はより多くのゴミを発生させます。
すべて使い捨てにするからです。

ゴミは分別されないまま、燃やされるため、ダイオキシンなどの有毒物質も発生します。



米国人サーファーのアリソン・ティールさん。
アリソンさんは、
ディスカバリーチャンネルのサバイバル番組で
21日間モルジブの無人島で生き延びる企画に出演しました。
o-SKIRT-900huffingtonpost.com/SarahLee


彼女は、21日間のサバイバルに成功し、
視聴者はそのサバイバル技術に目がいきました。


でも、彼女は、実は撮影の間
美しいはずのモルディブの無人島がゴミだらけであったことにショックを受けていたのです。


そして、番組終了後に
再びモルディブへ。
写真家サラ・リー氏と映画監督マーク・ティップル氏と共に島に戻ったのです。

それは、地上の楽園の本当の実情を知らせるためでした。

彼女は、島の人々と一緒にゴミ拾いをしました。
その様子は、彼女の企画する「Alison’s Adventures(アリソンの冒険)」で公開されることになります。


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でも、
あっというまにゴミだらけになってしまうのです。
人の意識を変えるしかありません。


アリソンさんは、モルディブ最大のゴミの島も取材しています。
本当にここが地上の楽園モルディブだとは、思えないくらいです。

アリソンさんが抱えているサーフボードも服も
再生されたプラスチックゴミから出来ています。
o-CLOSER-900Alison’s Adventures

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まるでフィリピンのスモーキーマウンテンのようです。
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そう、
これはモルディブだけの問題ではありません。



こちらは中国海南省のビーチ
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フィリピンのマニラ湾
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カリフォルニアのシールビーチ
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中国青島
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カリフォルニアのロングビーチ
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現在、世界では、
毎年800万トンものプラスティックのゴミが、海に垂れ流されています。

NASAが、
世界の海に漂う推定5兆個もの浮遊性のゴミは、
海流によって巨大な5つのゴミベルトを形成していきます。


その様子がNASAの動画で公開されました。
こちらはその動画です。
 

1986年
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そしてこれは2002年。
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ゴミベルトに含まれないゴミは、
海に沈んだり、
細かくなって生態系に取り込まれたり、
海岸線に打ち上げられます。



分解された海洋ゴミに関しては、
当ブログ「見えない汚染:マイクロプラスチックと「木喰草衣心似月」」
をご参照ください。

オーストラリア科学産業研究機構CSIROでは、
海洋に廃棄されたプラスチックゴミが海の生物に与える影響についての調査と研究を地球規模で行い、
発表しています。
その結果、
現在の海鳥の90%がプラスチックを体内に摂取しているであろうことが判明しました。
1960年代の調査では、プラスチックを飲み込んだ海鳥は5%もいなかったのです。
2010年の調査では、80%に急増。
これらの結果から、
2050年までには、ほぼすべての海鳥の体内からプラスチックが見つかるだろうと予測しています。
chris_jordan_plastic-filled-stomach_albatross.oceanvoyagesinstitute.org/ Chris Jordan

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ゴミ問題は、
私たち一人一人の問題。


日本も江戸時代は、
「物を大切にする、できるだけリサイクルする」
ということが徹底されていたといいます。


「道具」
人生には、さまざまな道があり、その道に携えていく大切なもの、
それが道具です。

道具は、
魂を注いで大切に作られるもの。
そして、
心を込めて愛用された道具には命が宿り、
より高度で精妙な仕事が出来るようになります。


とても簡単にゴミになんて出来ないはず。

でも、
残念なことに、
使い捨てや大量消費社会では物に命が宿る暇がありません。
そしてすぐにゴミになる。

もう一度身の回りの道具を見てみませんか?
道具を大切にしているかどうか。


私たちが
美しい世界を作っていくことは可能です。 



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