インドでは、Aadhaar番号という
マイナンバー制度を2009年から導入しています。

インド固有識別番号庁が
全インド国民を対象に12桁の数字を発行するものです。

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それ以前には
まともな住民登録システムがありませんでした。




このシステムでは名前と住所、生年月日、性別、顔写真、指紋、虹彩情報などのデータを管理。
現在は11億人以上(全成人の99%以上)がシステムに登録されて
Aadhaar番号と呼ばれるIDを所有しています。

たったの数年で
11億人が生体認証も含めて登録済み。

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本人確認を行うためには、

その人の固有番号を提示
  ↓
指紋か虹彩をスキャン
  ↓
そのデータを顔写真と照合。

これを
ID照合は毎日一億件ほど行われるため、
高性能のデータ処理が行われています。

まともな住民登録がなかった国で
いきなり
これだけの高度な技術を使ったシステム(米国の会社のシステム)が
あのインドで実施されていることに驚きですが、

やはり
その個人情報の運用はかなり適当だという点が懸念されているようです。
セキュリティシステムが甘く
個人情報を保護する法律が追いついていないようです。



しかも
Aadhaarデータベースには
偽のエントリーが多数存在していることも指摘されています。


犬や牛、ヤギなどでも作れるそう?ですが、
ヒンドゥー教の神ハヌマーンなども登録されてしまっているようです。

こちらは
インド政府が公式に発行したわんこのAadhaar番号カード。

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こちらは神様

lord-hanuman-aadhaar-carde-aadhaar-card.blogspot.jp




すごい技術と
おおらかすぎる国民気質

インドでは
現在高額紙幣を減らして、キャッシュレス化も推進しています。
いずれ
国民番号が金銭の代わりとなると
すべての資産を国が管理することになるのかもしれません。


これからどう発展していくのでしょうか。


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