キノコは
基本的に健康に良い食品とされています。

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でも
大量生産される裏側では
やはり生産者側の都合によって
さまざまな農薬が使われることもあります。


スーパーで売られているエノキやシメジ、マイタケ、エリンギなどは、
おがくずに米ぬかや小麦ふすまなどを混ぜた培地に
キノコの菌を植え付けて栽培する「菌床栽培」がほとんどです。


昔は
「原木栽培」といって
外に置いた原木に菌を植え付ける自然に近い栽培方法が一般的でした。
 
でも
この方法は効率的に手間がかかるために
多くは
菌床栽培に移行しつつあります。



この菌床栽培では、
キノコの収穫は安定し、大きく、清潔に育てることができるために
大量生産が可能です。


一見すると
菌床栽培はとてもクリーンな環境で作られるために
無農薬かどうかが疑問に思ってしまいます。


かつては、
大量生産の代償として
菌床栽培では
キノコを肥大化させ収穫量を増やすために増収剤を使い
動物に危険な防カビ剤や、
雑菌の繁殖を抑えるための殺菌剤、
人体にも有害とされる農薬など
さまざまな化学物質を投入していたことがあるからです。


増収剤は、
使えば使うほど
キノコが大きく、見栄えも良くなるため
昔は
規定量以上に使う業者もいるという話がありました。
この増収剤にも農薬が含まれています。


殺菌剤としてベノミルなどは、
キノコの成長に影響を及ぼさないという理由で採用されています。

でも
ベノミルには発がん性や生殖器への悪影響が指摘され
この化学物質を開発したデュポン社は、
すでに
製造と販売を中止、
さらに海外への輸出を中止しています。

日本では、
いまだに
住友化学が生産し、日本の農家向けに使われている化学物質です。




さらに
国内産では厳しい規定にそった栽培がおこなわれているものの
中国産では
驚くような菌床栽培例もありました。

少し前には
中国で菌床栽培されたシイタケが
数ヶ月たっても
腐ることがなかったことが話題になりました。
一年間水につけておいても
腐らなかったという報告もありました。


さらに
中国産シイタケを扱う時には換気をしないと
目が刺激されたり、異臭がするといった話もありました。

中国産松茸からは
過剰な殺虫剤成分が検出されたこともあります。

松茸は
本来殺虫剤の散布していない山林に生育しているはずです。
流通時の劣化対策なのでしょうか。

中国産のシイタケから
通常の一万倍を超えるホルムアルデヒドが検出されたり、
大量の重金属が検出された例がありました。
重金属は
工業用の産業廃棄物が由来である疑いが強く、
ただ同然でできる廃棄物で作った菌床が使われていたのではないかと推測されています。


いまはどうなのでしょうか?



現在日本のきのこに使用できる農薬には
次のようなものがあります。

kinoko出典:財団法人日本きのこ研究所


日本の場合
現在では
多くは薬剤を使用しないで栽培していると思いますが、
無農薬という表示がないので、
どこが本当に無農薬なのかはわかりません。


野菜のように
無農薬と表示できないものでしょうか。





ここで気になるのが
キノコを洗うか洗わないか。

現在
日本のキノコ栽培では、基準が守られているので
基本的には食べる時に洗う必要はないそうです。
洗うと
風味が落ちるそうです。

ただ
生キクラゲやハナビラタケは洗っても
風味が落ちないものは
良く洗ったほうがいい
と言われています。

 
私はすべて洗います。


中国産では
どうなのでしょうか。



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