アメリカ先住民には
強く優しく
そして
精神性の高い人物がたくさんいます。



今日は
強く若い指導者メタカムの話です。



話は
イングランドから白人が北米大陸へ上陸した時にさかのぼります。

入植者たちは、現地の厳しい自然の中で
自力で生きることはできませんでした。


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彼らは
ニューイングランドと名付けた入植地で、
そこを領土としていたワンパノアグ族から手厚い保護を受けました。


空腹で苦しむ入植者たちは、
先住民たちから
食料を提供され
病気になったら、治療してもらい、
入植に適した土地を与えられて
寒さをしのぐ方法を教えてもらいました。


こうした先住民からの恩恵を受けて
入植者たちは
厳しい冬の寒さと飢餓から開放されて
無事に生活することが出来たのです。



アメリカ先住民たちにとって
土地はすべての生き物の共有物でした。


でも
白人たちにとっては
土地は個人の所有物という考えでした。



やがて
白人たちの入植は増え始め、
どんどん使用する土地を拡大していきました。
そして、
勝手に自分たちの所有物とみなしていったのです。



最初は先住民族たちにお世話にならないと生きていけないために、
友好を装いながらも、
いずれやってくる大勢の入植者たちが来たら
新大陸を自分たちのものに征服する意図がありました。


アメリカ先住民たちが
白人と土地を共有するという考え方を無視して
白人たちは
先住民族を立ち退かせようという主張をしてきました。


先住民族たちはこの考え方は理解できないものでした。

白人たちは、
「公平」に土地を得るために「公式な契約」を交わそうと考えました。
そして
署名者として彼らの酋長を呼びました。


白人の入植者は、
彼らインディアンの土地を売るように要求したり、
強引にキリスト教へ改宗させようとしたり
白人たちが勝手に作った法律に従わせようと
先住民たちにとって理解不能かつ理不尽な要求がエスカレートしてきました。



それでも
白人たちはまだ、
自分たちを助けてくれたマサソイト酋長がいる間は
多少なりとも友好関係を示していました。

マサソイト酋長が亡くなった後には、
白人たちは次第に
侵略を強めていきました。

ワンパノアグ族は、
マサソイト酋長の息子ワムサタが新しく酋長になりました。

そのころには、
先住民族たちからも
白人に対する不満が大きくなっていました。


ワムサタは、白人たちに過剰な土地の侵略を止めるように申し立てをしました。

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白人たちは
先住民族との対立を抑えるために
兵隊を送り、ワムサタと妻を強制連行していきました。
そこで行われた拷問により、ぐったりしたワムサタ夫妻を急いで村へ送り返そうとしますが、
途中で
ワムサタは死亡します。



白人たちとの関係がさらに悪化する中で
ワムサタの弟メタカムが新酋長になります。
24歳の勇敢な青年です。


メタカムも兄ワムサタと同じように、
白人との関係を友好的にたもてるよう苦心します。

でも
白人たちは自分たちの主張を曲げることなく
侵略と虐待を繰り返し、
自分たちの勢力を強めるために
虐殺まで行うようになっていきました。


これ以上の白人の暴挙を見逃すことはできず、

メタカム酋長率いるワンパノアグ族は立ち上がります。
ニアンティック族、ナラガンセット族、ノーセット族、ニプマク族、ペナクック族など、
ワンパノアグ族近隣の部族と共同して、
白人入植地に一斉攻撃を仕掛けました。



すでに
この情報は事前に漏れていたために、
白人側も武装して対抗。


白人たちは、
ワンパノアグ族と敵対するモヒカン族やモホーク族などの部族を懐柔して味方に付け
全面戦争へと発展していきます。



戦いは、一年三ヶ月に及びます。



この戦いによって
先住民族は虐殺され、大きな壊滅的打撃を受けて
事実上
北米大陸を白人に明け渡すきっかけとなりました。



この戦いを指揮したメタカムは、
白人にとって悪魔とみなされ、

最終的に
捕らえられたメタカムは、
白人たちに八つ裂きにされた挙句、
切断された頭部を槍に突き立てて
25年近くもの間
晒しものにされました。

メタカムの家族と部族の生き残りたちは、
奴隷にされて売り飛ばされました。


 
 

このような事例は
山ほどありました。




そして
その教訓は活かされることなく
今でも、 
米国では人よりもお金に重点が置かれ、
先住民族への対応は
全く変わっていない軽視したものとなったままなのです。

米国新大統領も
「アメリカ人優先」を掲げながらも、
そこには
アメリカ先住民は含まれていないのです。

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今の時代は
物質的な豊かさや社会的地位が重要視され、
世俗的な知識や肩書で自己主張する人が
優遇される風潮があります。

それに従って
現代社会の子供たちへの教育も、
富や社会的成功を得るために知識を詰め込む欲望刺激型が一般的で
多くの人が
それを当たり前と思ってしまっています。

たくさん勉強して
いい大学へ入り
いい仕事に就き
お金をたくさん稼ぐ。


そういった教育は、
本来の子供の素質を無視したものにも気が付かず・・・。


こうして大人になれば
社会的弱者となった先住民族を尊重するよりも
現代社会における自分の地位やお金を優先することが
当たり前になってしまうのでしょう。



でも、
真の教育は、
個々に内在する素質と創造性を引き出し、
道徳心を学び、
競争より協調を大切にして、
子供の魂の輝きを引き出すものであるべきです。

それが
すべての人々を幸せに導く社会への近道になるのではないでしょうか。



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