踊り。
舞。


神への祈りにもなる美しい表現です。

崖で踊っているのは
私です。(*^.^*)
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アメリカ先住民族の間に広まった踊りに
ゴーストダンスがあります。

ゴーストダンスは、
スピリットダンスとも呼ばれ
長年に渡って虐げられてきたアメリカ先住民の間で19世紀後半に始まった踊りです。

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1870年に
パイユート族の預言者でありメディスンマンでもあったウォボカ
啓示を受けたことによってはじめられました。


当時のアメリカ先住民たちは、
入植してきた白人たちによって
土地も財産もすべてを理不尽に奪われ
多くの仲間は何の罪もないまま殺され

さらに
長い歴史の中で先祖から受け継がれてきた伝統や生活様式も厳しく取り締まられ、
絶望の中にいる時代でした。




 
将来戦争も世界混乱も無くなるビジョンを視たウォボカは、
争ってはいけない。
お互いに愛し合い、人を傷つけ合ってはいけない。
白人とも共栄共存を目指す
嘘をついてはいけない、盗みをしてもいけない。
つねに正しい心掛けで生きなさい。

というメッセージを舞いにこめて踊ることを提唱しました。

踊りは
神に捧げる祈りの儀式でもありました。



アメリカ先住民たちは
ゴーストダンスを踊ることによって
白人によって殺された者の霊が復活し、
バッファローの大群が再び戻り、
平和な楽園がやってくるという明るい未来を夢見て
流行していきました。
 
 
踊ることによって
絶望が
勇気と希望へと変えてくれると信じたのです。



この踊りが急速に広まっていく中で、
白人がいない平和な世界がくるという曲解も生まれてきました。

さらには、
「ゴースト・シャツ」を着用した人は、
白人の銃弾を受けても弾が通らず殺されることはないといった新興宗教的な迷信まで信じる人が増えてきました。

当初の平和を祈る踊りからは
少しずつ離れて
改変されていきました。




輪になって踊る先住民たちの集まりは
白人たちには、その真意が理解されず、
先住民たちの抵抗運動としか見えませんでした。
魔術的なものに見えたのかもしれません。

白人たちは
シャーマニズムの儀式を知らなかったし、
キリスト教では、このような踊りは悪魔教にも通じていたからです。


白人たちは
この踊りを放置しておくことは
先住民族の結束を固め、白人に対して一斉蜂起する怖れがあるとして
徹底的に取り締まることになります。



この踊りがきっかけとなり
スー族の精神的指導者となっていたシッティング・ブルは暗殺され、
その後
無抵抗の女子供たちを無差別に殺害する
ウンデット・ニーの大虐殺が発生することになります。


この時の無差別虐殺は
とてもひどいもので、
白人たちは、無差別に発砲したために
同胞の白人たちまでも射殺していったことがわかっています。


多くの女性や子供たちが虐殺され
これを機に
ゴーストダンスは急速に下火になっていきました。

そして
この虐殺で、
白人と先住民との戦いは終わりました。





この年、
合衆国政府は、「フロンティアの消滅」を宣言を発表します。

つまり、
アメリカの全ての土地に入植者が入り、白人が征服したことを宣言したのです。


 




踊りは、
本来
音とリズムを基本としたもので、
人と自然界と見えない世界を橋渡しするために役立ってきました。


規則的な楽器の音と歌のリズムに合わせて踊ることは、
通常の意識状態から
変性意識へと移行するための手段の一つでもありました。





いま、日本でも
さまざまな踊りが現れて
どこの神社でも奉納の舞が見られるようになってきました。

やはり
踊りの中に
見えない世界にある美しい光が表現され、
近い将来への明るい希望や平和への思いが
託されています。



現代の神社やパワースポットなどで行われているさまざまな奉納の舞をみるたびに、
いまだに
スー族をはじめとする先住民族たちの平和を願う心からの叫びと祈りをこめた踊りに思いをはせてしまいます。




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