まずは、昨日のブログ「食品ロス 1」続きです。


2014年度の日本の食品業界の食品廃棄は、1916万トン。
このうち、まだ食べられるものは、500~800万トンとされています。

これは飢えに苦しむ世界の食糧援助量をはるかに上回ります。


日本の食料自給率は、2013年の時点で、39%。
つまり、
食糧の大部分を輸入に頼りながら、
食べられる食料を手に入れたら、食べずに大量に捨てているのです。


世界には、飢えで死んでいく子供たちがたくさんいるにもかかわらず。


今日は、
私たちにできることを書きます。



私たちが今すぐに出来ることは、
過剰に買わない、
買ったものを使い切る、
食品ロスが出来るだけでない調理
食べ残すことがない少食
消費期限と賞味期限を理解する。
家庭内リサイクル「リボベジ」


過剰に買わない。
これはもう当たり前ですよね。

買ったものを使い切る。
意外と難しいのが、これ。
でも過剰に買わなければ、出来そうです。

食品ロスが出来るだけないロスレス調理
「一物全体」という言葉があります。
食材は、そのすべてのものでバランスがとれていること。
魚であれば、頭の先から尾まで。
お肉であれば、皮も内臓も含めて。
根菜であれば、葉も皮も。
穀物も精製しないで、丸ごと使う。

栄養学的にみても、野菜や果物の皮、小魚の骨などもとても栄養に優れています。

食品は、食べられる部分が普通に捨てられることもよくあります。
例えば、
メロンの種と中綿の部分。
ここは、果肉と一緒にミキサーでジュースにすると、
果肉だけよりも、はるかに美味しいメロンジュースになります。
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エノキの石付きに近い台座部分。
これもよく捨てられる部分ですが、バターなどでエノキステーキにすれば美味しく食べられます。

ゴーヤも、種子や中綿を捨てている人が多いようですが、
ここに栄養が詰まっています。
海外では種子と中綿だけを食べる国もあるくらいです。
しかも、栽培している人は、葉もたべられるのです。

少食
買ったものを無理して食べるのであれば、廃棄と大きく変わらなくなってしまいます。
適度な少食は、健康に良いです。



消費期限と賞味期限をよく理解することで、無駄な廃棄を防げます。

「消費期限」は、品質の劣化が早い食品に対して表示される「食べても安全な期限」のため、それを過ぎないうちに食べてしまうこと。
「賞味期限」は、長期間保存ができる食品に対して表示される「美味しく食べられる期限」。
賞味期限が過ぎても、食べられることが多いため、購入日や見た目や臭いなどで個別に判断します。

d_07資料:農林水産省

家庭内リサイクル「リボベジ」
たとえば
カイワレダイコンや豆苗は、2-3cm残して食べれば、また10日ほどで元の食べられる状態に生長します。
ネギも同様に生えてきます。
小松菜の根や人参の頭部分を水につけておくと、食べられる葉が生えてきます。
キャベツの芯からも葉が収穫できます。
他にも、さまざまな野菜が、土や水につけておくと再利用できるように育ちます。

他にも、飲み終わったコーヒーの豆は肥料や消臭剤、お茶の出がらしも消臭剤やお掃除、肥料として使えます。



 その他にも、多くの取り組みがなされています。

2013年に、
農水省、消費者庁、経済産業省、環境省、文部省、内閣府食育担当が、
食品ロス対策で横の連携関係を作りました。
これに、食品業界関係者や学識者らが加わった「食品ロス削減のための商慣習検討ワーキングチーム」が発足しました。

いままでの悪しき慣習化していた三分の一ルールの変更や賞味期限の見直しなどが
まず検討課題になりました。
 
 フードバンクを行う組織も出始めています。

これは、個人や企業で、生産・流通・消費段階において、まだ食べられるのに 捨ててしまう食品を
フードバンクが引き取って、
食料品が必要な施設や生活困窮者などに無償で配るシステムです。

食べるものがなくて困っている人が誰でも食糧を受け取れる場所は、 
東京には数えるほどしかないのと比較して、
米国ニューヨークでは1,000箇所以上もあります。 


そして「食品ロス 1」でも言いましたが、
人の優秀な頭脳を、
食の公正な利用に応用してほしいものです。

今日もありがとうございます。

 
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