胃のバリウム検査は胃がん検診として行われています。

時に、
検査が害となってしまうこともあります。
先日私の知人は
バリウム検査の時にムセて誤嚥してしまい、
そのまま死亡しました。


他には
バリウムによって引き起こされる病気には
どのようなものがあるのでしょうか?

虫垂炎(盲腸炎)もその一つです。


webmWikipedia

もともとバリウムの副作用としては
アナフィラキシーやショック、
消化管穿孔、腸閉塞、腹膜炎、
排便困難、便秘、一過性の下痢・腹痛、肛門部痛・出血、悪心、嘔吐、蕁麻疹などの副作用が
少ない頻度で発生することが報告されています。


あるバリウム製剤の成分は
このようなものとなっています。

32mL中に日局硫酸バリウム8gを含有。
添加物として、カルメロースナトリウム、キサンタンガム、クエン酸ナトリウム水和物、クエン酸水和物、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香酸メチル、ソルビン酸、シリコーン樹脂、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、トウモロコシ油、プロピレングリコール、ポリソルベート80、サッカリンナトリウム水和物、キシリトール、D-ソルビトール、pH調節剤、香料を含有。


添加物は思っていたよりも多いです。
コンビニのお弁当のようです。 




台湾の研究チームによる、
バリウム検査を受けた人の虫垂炎の頻度を調べた研究報告
医学誌American Journal of Medicineに掲載されています。

appen.amjmed.com


この研究では、
台湾において
バリウム検査を受けた人24,885人と、
バリウム検査を受けていない人98,384人
のデータが解析されました。


その結果、
バリウム検査を受けた人は、受けていない人と比較して
検査後最初の二ヶ月で虫垂炎になる確率が
9.72倍多く発生していることがわかりました。


その後も
バリウム検査を受けた人の方が
虫垂炎の発生率が高いままで
全体としては
1.46倍多く虫垂炎が発生していたことも判明しました。


図は
バリウム検査後12年間のデータです。

gr2.amjmed.com


検査と引き換えに虫垂炎のリスクは上がると言えますが、
ときに必要な場合もある検査です。

2016年に一部改定された「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」では、
市町村によるがん検診事業として
バリウム検査の代わりに内視鏡検査が選択肢のひとつとして推奨されています。

今後は、
バリウム検査は減っていくのでしょう。





ちなみに
虫垂炎の治療方法もさまざまな議論が行われています。


サウザンプトン大学病院での研究チームは
子供の虫垂炎の治療について研究報告を
権威ある医学誌Lancetに発表しています。

apthelancet.com


その結果は
いままでの治療を覆す結果となっていました。

子供の虫垂炎の75%は
手術が必要なかったという結果でした。

appnaturalnews.com

大人の虫垂炎では
たしかエドガーケイシー療法を実践する病院に来院した虫垂炎の患者さんのほとんどが
手術をしないで、ひまし油パックで治ったという話を聞いたことがあります。


もちろん
人によって虫垂炎の状態は異なり、
我慢強い人では破裂してしまうこともあるため
治療方法を慎重に選択することが必要です。




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