今年2月
イラク・モスル東部の廃墟となったムムターズ・ヌール動物園で
雄のライオンのシンバ

雌のクマのルーラが
生き残っているところを獣医師のアミル・カリル先生が発見。

二頭とも
汚れ、
衰弱しきっていました。

カリル先生が主催する動物保護組織「フォー・ポーズ(Four Paws)」によって
治療とケアを行い、
保護していました。

シンバです。

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シンバと共にいた3頭のライオンたちは死亡していました。


こちらはルーラ。
発見当時、ひどい下痢状態で
栄養失調となり、
口腔内は腐敗していました。
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でも、
カリル先生とスタッフたちは
軍の許可を得て治療に従事していましたが
この紛争地域ではできることは限られます。
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ようやく今月になって
管理上の手続きから遅れが出ていたものの、
シンバとルーラは、よりよい環境での治療ができるように
クルド人自治区の中心都市アルビルから2頭を飛行機に乗せて、
ヨルダンに送り出すことが出来ました。

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カリル先生は、52歳。
2003年には、イラク戦争のバクダッドへ飛び、
サダム・フセイン大統領の元の宮殿に残されたライオンたちを救出。

2014年には、イスラエルのガザ地区へ飛び、
動物たちの治療に従事しました。

そして今回は
戦闘中のモスルです。
 


こちらも
ひかたま:モスル奪還
ひかたま:ガザ地区の空爆の陰で
ひかたま:助かった動物たち:ガザ地区続報

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