抗生物質を服用すると
精神状態に変化が起きる
ことは以前から指摘されてきました。

抗生物質自身の作用とか
腸内細菌叢の変化の影響とか
さまざまな要因が憶測されています。

今回カナダのマックマスター大学と
セント・ジョゼフズ・ヘルスケア・ハミルトンの研究チームが
ショッキングな論文を発表しています。

「Low-dose penicillin in early life induces long-term changes in behavior」


実験動物を使って
若年の時に投与された低用量のペニシリンによって
長期にわたって行動上の変化が起きることが確認されたというものです。


agnnaturalnews.com


ペニシリン投与によって
腸内細菌叢の変化と脳の神経科学的変化を伴って
攻撃的になったようです。


でも
この変化は、
腸内に良いプロバイオティックスを与えることにより防げるようです。






現代の先進国では
抗生物質を全く体内に入れない赤ちゃんはほとんどいません。
たいていは何らかの治療で抗生物質を服用した経験があるか
もしくは
お肉を食べています(授乳中のお母さんの食生活も含めて)。


現在流通しているお肉には、ほとんどの場合抗生物質の影響があると言われています。
2010年の統計では
世界の農場で家畜を育てるために使用した抗生物質は6万3000トンを超えています。

antibiohuffingtonpost.jp


最近になってようやく
ファーストフード店でも抗生物質を排除する動きが出始めています。


chikhuffingtonpost.com

でも
現実には肉用の家畜に対する抗生物質の使用量は
うなぎ上りに増加していて
抗生物質排除とはほど多いのが現状のようです。

さらに
実は
オーガニックのはずのリンゴや梨などの果物にも
抗生物質が含まれていることがあるのです。

organicapplenaturalnews.com








カナダの実験動物を使った別の研究では
抗生物質の投与によって
脳内に不安やうつと関連するたんぱく質の濃度が上昇するという報告もあります。


他にも
1歳までの乳幼児へ抗生物質を投与することで、
7歳までに喘息発症のリスクが増えることも報告されています。(J. Am.C.Chest Phys.)

生後6か月齢までの乳児に抗生物質を投与することで、
6歳までに喘息発症のリスクが増えることも報告されています。(Am.J. Epidemiology)。



幼少期に抗生物質を使う場合には慎重に判断し、
また
プロバイオティックスで抗生物質服用後の悪影響をできるだけ最小限にすることは大切なようです。


そもそも日本は
抗生物質をむやみに使い過ぎる傾向があり、

厚労省は「医師は安易に抗生物質を処方しない」ことを呼びかけています。

世界保健機関(WHO)も
抗生物質の処方を必要最低限に抑えるよう医療従事者らに忠告しています。



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