ラトビア共和国の立法府サエイマで、
今月
サーカスなどの興行で動物を使うことを禁じる改正法
可決成立しました。

改正法案に賛成は54人、
反対は4人、
残りは棄権でした。

改正法は7月1日から施行されます。

ただし、
ラトビアで最も歴史のあるサーカスの一つ、
「リガ・サーカス」は
2018年1月1日までの猶予期間を設けることになりました。

10-circus-animal-factsentertainment.howstuffworks.com



サーカスで野生動物に芸をさせることを禁止する動きは
世界的な流れ
になっていて、
ラトビアは、
旧ソ連圏諸国の中では初めての禁止決定となりました。



現在の世界のサーカスでは次のようになっています。
Animal Defenders International


ヨーロッパ
オーストリア:サーカスで野生動物の使用を全面的に禁止。
ベルギー:サーカスで大部分の野生動物の使用を全面的に禁止(オウムとラクダは家畜として許可)
ボスニア・ヘルツェゴビナ:サーカス内のすべての動物を全面的に禁止
ブルガリア:サーカス、バラエティーショー、その他の娯楽施設で野生動物種を全面的に禁止
クロアチア:サーカスで野生動物の使用を全面的に禁止
チェコ共和国:サーカスでの特定の種の使用に関する全面的な禁止
キプロス:サーカスのすべての動物を全面的に禁止
デンマーク:サーカスで特定の種の使用を全面的に禁止
エストニア:野生動物のサーカスでの使用を全面的に禁止
フィンランド:サーカスで特定の種の使用を全面的に禁止
フランス:30都市以上の地方禁止
ギリシャ:サーカス内のすべての動物を全面的に禁止
ハンガリー:野生動物のサーカスでの使用を全面的に禁止すること、サーカス公演のための象と霊長類の購入と訓練禁止、CITES付属書1に該当する動物の購入、訓練、使用の禁止
アイルランド:各都市(Drogheda、Dublin、Fingal、Galway City、Kildare、Monaghan、Moyle、South Dublin、Waterford)におけるサーカスでの動物を使用禁止
ラトビア:サーカスでの動物使用を全面的に禁止
マルタ:サーカスの公演、展覧会、ショー、トレーニングのために動物を使用することを全面的に禁止
オランダ:サーカスでの動物の使用と輸送を全面的に禁止、特定の家畜は免除
ノルウェー:野生動物の使用を禁止 - 家畜など一部許可された動物あり
ポーランド:野生動物のサーカスでの使用を全面的に禁止
ポルトガル:サーカスでの大きな類人猿の使用とCITESに記載された動物の取得と繁殖を禁止
スロベニア:サーカスで野生動物の使用を全面的に禁止
スペイン:バルセロナを含む多くの町や都市のサーカスでの野生動物の使用禁止
スウェーデン:サーカスで特定の種の使用を全面的に禁止
英国:200以上の地方自治体が動物サーカスを禁止(これらのうち3分の2はすべての動物の利用を禁止、残りは野生動物のみを禁止)。イングランド、スコットランド、ウェールズのサーカスでの野生動物の使用を禁止する法律はまだ成立していない


北米

米国:27州71の地方自治体でサーカス動物の部分的または完全な禁止
カナダ:28の地方自治体でサーカスでの動物の使用禁止


中南米

アルゼンチン:ブエノスアイレス市を含む20以上の都市でサーカスで野生動物の使用禁止
ボリビア:サーカスで野生動物と家畜の使用を全面的に禁止
ブラジル:リオデジャネイロ、サンパウロ、ペルナンブコ、パラバイバ、リオグランデドスル、エスピリトサント、マトグロッソドスル、アラゴアス、および他の4州の都市での野生動物および家畜の使用禁止
チリ:サンティアゴ市内のサーカスで野生動物と家畜の使用を禁止
コロンビア:サーカスで野生動物の使用を全面的に禁止。首都ボゴタのサーカスではすべての動物の使用禁止
コスタリカ:サーカスで野生動物の使用を全面的に禁止。
エクアドル:在来野生動物の使用を全面的に禁止。外来の野生動物の使用制限あり。サーカスのための野生動物の輸入禁止
エルサルバドル:あらゆる種類のエンターテイメントにおける野生生物種の使用または乱用を全面的に禁止
メキシコ:サーカスで野生動物の使用を全面的に禁止
パナマ:固定式および移動式サーカスおよび類似のショーでの野生動物の利用を禁止
パラグアイ:サーカスで野生動物の使用を全面的に禁止
ペルー:サーカスでの野生動物の使用を全面的に禁止するとともに、マグダレナ・デル・マールではすべての動物の使用を禁止


オセアニア

オーストラリア:Hobsons Bay、Surf Coast Shire、Parramata、Lismoreなどのいくつかの町でサーカスでの動物使用を禁止


アジア

インド:サーカスで特定の動物種の使用を全面的に禁止
イラン:サーカスでの野生動物の使用が全国的に禁止
イスラエル:サーカスで野生動物の使用を全面的に禁止
シンガポール:サーカスで野生動物の使用を全面的に禁止
台湾:保護された野生生物をサーカスのために輸出入することを全国的に禁止


日本:サーカスにすべての動物の使用を許可。



「萬物生光輝」
これはすべての生き物を含む万物万象は
その真の姿においてはひかり輝いている
という意味があります。

 「山川草木悉皆成仏」 (さんせんそうもくしっかいじょうぶつ)
こちらも
すべてのものに仏が宿っているという語と同じ意味があります。


日本ではこのような素晴らしい言葉が定着し、
すべての命を大切にする心があります。

このブログの「ひかたま」
すべての存在には光り輝く魂が宿っている
という意味が込められています。


でも
現代の日本では、
その光り輝く魂を見ていない
すべてのものに宿る仏さまを大切にしていない
ように感じることがあります。


その心があれば
サーカスで動物に芸を強いることについても
再考されるべきだと思います。




サーカスでの動物使用の実態については
次をご参照ください。

ひかたま:ゾウのサーカスからの解放

ついでに
こちらも
ひかたま:22年ぶりの再会



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