今日は
ある男性が復讐するために
あることを実行したお話です。

この男性は
米国カリフォルニア州レドンドビーチに住む
「アーボリスト」でした。

アーボリストとは、
樹木を愛し、高い専門の知識と技術を持つ樹木専門のスペシャリストです。

樹木を種子から育て、
樹齢1000年を越える古木の管理や診断、治療まで行います。


アーボリストにとって
樹木は最愛の生き物であり、
人生を樹木の育成に費やす人も多くいます。




写真は巨木で有名なセコイアの森です。
o-REDWOOD-facebookhuffingtonpost.com



今回は
アーボリストの男性の告白からの話です。
treerevengeimgur.com



樹木を愛するアーボニストの男性に
3年前
30年間大切に世話をして育ててきたコショウボクの木を伐採するよう
レドンドビーチ市議会が告知してきました。


コショウボクの成長と共に、
根が拡がり
男性の自宅前の歩道に侵食し始めていたのです。


彼は自分が年老いはじめていることから
自分の寿命を超えて生き続ける「こども」を育てようと
このコショウボクの木に
「クライドちゃん」と名付けて
大切に世話をしてきました。

この市議会の伐採通告は、
彼にとっては
クライドちゃんの死刑宣告と同じこと。


自分の大切なこどもが死刑判決をうけたも同然でした。



彼は
市に対して
報復行動を決意。



彼は
ひそかに
45本のセコイアの木の苗木と
82本のジャイアントセコイアの木の苗木を
市長の家の前を含む街中の公園や公共の広場などに植えていったのです。



どちらの木も
急速に
地中深くにまで根を下ろして
巨大化する樹木です。


そして

数千年に渡る寿命があります。


もし撤去しようとしても
膨大な費用がかかってしまうのです。


クライドちゃんを死刑にした行政への報復として
街中を巨木の街にしてしまおうという壮大な計画です。



そして
自分が実行した報復行為として
たくさんの樹木を植えたことを
インターネットに告白したのです。


こちらはセコイアの木
21404-hiking-redworoadscholar.org


そして
こちらはジャイアントセコイア
sequoia-forest-california-_vq9nnews.asiantown.net



行政は
どこでも木を生き物として扱うことなく
無慈悲に伐採してしまう傾向があります。


すべての人が樹木に対して
もっと
貴重な命として
そして
人と同じような知的生命体として
扱ってほしいものです。



こちらも
ひかたま:樹木から学ぶ

ひかたま:世界の樹木の危機と私たちができること

ひかたま:「愚者は木を伐る、賢者は木を残す」オリンピックのため樹木たちを伐採
ひかたま:都会の樹木たちの恩恵:続オリンピックで切り倒される樹木たち
ひかたま:上野公園の大木も伐採
ひかたま:日本と違法伐採
ひかたま:新国立競技場が東南アジアの原生林を破壊している疑い


今日もありがとうございます。
ブログランキング参加しています。
よろしければクリックお願いいたします。


人気ブログランキング