メキシコ湾では、
毎年夏になると、
魚をはじめとする生物が生存できない「死の領域」デッドゾーンが出現します。

過去数十年にわたって発生し、拡大してきたこの死の領域は、
年々拡大していき、
今年は過去最大となったことを米国海洋大気庁が発表しました。

PHOTO- dead zonoaa.gov/media-release


死の領域とは、酸素欠乏が深刻なため貧酸素水塊とも呼ばれ、
海水中の溶存酸素濃度が低すぎて生物が生命を維持できない領域のことを言います。


現在この死の領域は世界中にあります。

この「死の領域」は、世界中の海で増加しています。
現在、死の領域は、世界中に400エリア以上が確認され、拡がりつつあります。

死の領域の世界地図を見ると、
image[5]
日本はかなりひどい状態です・・。

この多くは、近年になって発生したものなのです。

死の領域の発生は、
河川の汚染や、
化石燃料の燃焼時に発生する窒素化合物が雨水に溶けて海に注がれる、
無差別な化学肥料の使用
といった人為的な海洋汚染と気候の変動が合わさる複合的原因と推測されています。


実際に
陸地での化学肥料の使用を控えることで、
海の死の領域を正常なレベルにまで回復させた黒海のような例もあります。


黒海では、
プランクトンの異常発生や魚の大量死は大問題となり、
汚水処理施設や産業からの排出を削減し、
農家が使用する肥料の使用削減も行われました。

さらに
黒海沿岸の農家の経済的な問題による化学肥料の使用削減も重なり、
死の領域は消滅しました。


ちなみに
農家は化学肥料を削減したにもかかわらず、
収穫量には影響がなかったようです。




化学肥料は現代の農業では過剰に使用されています。

世界での化学肥料の消費量は年間1億トンを軽く超えています。

それらは最終的に川から海へ流れ、
水中の植物プランクトンに本来の自然な形で供給される以上に
過剰に栄養を与えてしまいます。

このような環境で、過剰に増殖された植物プランクトンや藻が死ぬと、
海底に沈んで、微生物の働きで分解されていきます。
この時に海底では海水中の酸素が大量に消費されて、低酸素状態に陥ってしまうのです。

魚たちは、
本来の生息地を奪われてしまい、
移動が遅い貝や甲殻類などは、死んでしまいます。


よく「森が魚を育てる」といいます。
陸地の健全化が、そのまま海の健全化と繋がっているからです。

人の身体も、例えば、口が汚ければ、心臓や肝臓病のリクスは増大します。
密接な繋がりがあるからです。

すべては繋がっている。

私たちは、自分自身の生活のすべてが、
この地球環境と密接につながっていることを意識すべきです。


「森と海と大地が、人を育てる」のですから。


メキシコ湾の死の領域が最大化したとうことは
私たちがさらに多くの化学物質を大地に撒いているということも示しています。



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