中国北西部の青海省などでは、
超高級犬で超大型の野良犬が急増しています。


それは
チベタン・マスティフ。
中国名は、「藏獒(ザン・アオ)」
体重は70~100kgにもなります。
大きなものは120kg以上になった犬もいます。

日本で人気の大型犬ゴールデン・リトリバーなどは
25~40kgくらいなので、
それよりもはるかに大きくなります。


世界一大きな犬種であり、
しかも
ほとんどの大型犬は短命のもかかわらず
チベタン・マスティフには遺伝的問題が少なく
大型犬の中では最も長命であり、
14歳まで生きる犬も多くいます。


忠誠心がとても強く
チンギス・ハーンが
3万頭ものチベット犬の軍団を連れて遠征したという記録もあります。

かつては
赤茶色のチベタン・マスティフは、
毛の色がチベット族の僧侶「ラマ」の服の色と同じであることから
特に大切に扱われ
普通の身分の一般人は飼うことができませんでした。




そして
中国では犬バブルによって
チベタン・マスティフが
最高
1頭8億円
にまでなった時期がありました。


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中国では
富裕層がまず高価な外国犬を飼い始め
2000年に入ると、
「国産」のチベタン・マスティフの人気が急上昇し始めました。

高値がつきはじめると、
2004年には
1頭百数十万円と高騰しはじめ、
2008年には、
約4000万円、
さらに
2014年には
約2億円の高値がつく超高額犬が続々販売されるようになりました。


そのため
中国各地では
一攫千金を狙って、
チベタン・マスティフの繁殖場が次々とできました。



そして
予想通り
バブル崩壊。


1頭2億円から
1頭数万円に暴落。


中国の繁殖場では
犬たちを
食肉工場に持ち込む業者まで出始めました。


こうなると
飼育を放棄する業者も急増。
チベット自治区ラサでは、
2015年に野犬の総数は1万3000匹に達したそうです。


チベットでは
中国のように食肉にすることはしないので、
野に放してしまいます。


そして、
野犬に襲われる例も急増。

チベット自治区では、
一ヶ月平均180人が野犬に襲われたとの報告も出ています。

生態系にも影響が出ているようです。
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富裕層は
都会の高級マンションでこの超大型犬を飼っていたのですが、
そもそも
チベタン・マスティフは
広大で冷涼な高原にいる犬。

しかも富裕層の多くは海岸に近い大都市に住んでいたため
皮膚病などの病気が多発。

さらに狭い環境で飼育されたり、
充分な運動もできず、
ストレスも増大していったはずです。

咬傷事故も多発して
ついには
死亡事故まで起きてしまいました。


それが価格の暴落に繋がっていったのです。


もともと
1頭の犬が
8億円もの価格で売買されること自体が異常なこと。



現在、
野良犬となった超大型高級犬たちは
いまだ多くが野をさまよっているようです。





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そして

中国では
生姜、ニンニク、砂糖など
さまざまなものの価格が異常な高騰することが繰り返されています。



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