ナナカマド。

今の時期、山に行くと
綺麗な赤い実をしたナナカマドが見られます。

北海道などでは
街路樹にも使われています。

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ナナカマドの花言葉は、
「慎重」
「賢明」
「私はあなたを見守る」
などです。


ナナカマドの名は
「とても燃えにくく、七度竃(かまど)に入れても燃えない」
という説に由来しているようですが
実際には
よく燃えるということも知られています。




ナナカマドの実は
とても綺麗な赤い実なので目立ちます。

これは
冬の間
鳥たちの大切な食べ物になります。

でも
なかり苦味が強いようです。
だからいろいろな動物たちに
一気に食べられないのかも・・。
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葉が枯れても
赤い実はずっとついています。

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この赤い実、
熟しても腐らないのです。

ナナカマドの生長中の実の中には
ソルビン酸という成分が多く含まれています。

ソルビン酸は
細菌やカビなどに対して静菌効果を持っています。
菌が、
ソルビン酸を乳酸などの栄養素と間違えて取り込んでしまうと
菌の増殖が止まってしまうのです。

そのため
ナナカマドの実は腐らずに
いつまでも木についています。

熟した実にもソルビン酸は含まれていますが、
鳥たちが食べても影響はないそうです。

食品業界では、
このソルビン酸の効果を利用して、
化学的にクロトンアルデヒドとケテンを反応させて合成し
最近やカビの増殖を防ぐ
食品添加物として利用しています。

かまぼこ、ソーセージ、ケチャップ、スープ、果実酒、乳酸菌飲料などに使用されています。

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