ジカンバ。
世界的大手遺伝子組み換え会社が推奨している猛毒除草剤です。

ジカンバは
同社が開発した遺伝組み換え作物以外の植物を
全て根こそぎ枯らしてしまいます。

そして
この農薬を散布した場合、
周辺の田畑にも飛散し、
昔ながらの
遺伝子組み換えを行っていない作物に大きなダメージを与えてしまうのです。


遺伝子組み換え作物以外を栽培している農家では
すべての作物を遺伝子組み換えに切り替えなければ
枯れてしまうということになります。

悪循環が拡がっていくのです。


もちろん生態系にも人体にも
多大な被害は及びます。

すでに米国では健康被害が広がっているとの報告もあります。

Spraying-Tobacco-Crop-Pesticide-Herbicidenaturalnews.com



米国農務省は2015年1月から、
除草剤ジカンバ耐性遺伝子組み換え大豆と綿の栽培規制の撤廃を発表しました。


これによって
ジカンバとジカンバ耐性遺伝子組み換え作物を
広く普及させるべく
強力なロビー活動や啓蒙活動を行っています。


そんな中、
米国内でもさすがに危機感が現れ、
アーカンソー州が、ジカンバの使用禁止したのを皮切りに
ミズーリ州、カンサス州がジカンバ使用禁止を決定し

さらに
今回テネシー州も禁止を決定しました。



一昔前には
遺伝子組み換え技術によって、
「農薬の使用量が激減する」
と夢のような技術として紹介されて
農業分野に登場してきました。

でも実際には
農薬使用量は年々増加していき、
さらに
農薬を増やしても枯らすことのできない耐性雑草が
今や広い範囲で発生してしまいました。
すでに
ラウンドアップ耐性遺伝子組み換え作物は将来性がなく、
新たなジカンバ耐性遺伝子組み換え作物へと移行しつつあります。

これも近い将来、
耐性植物が登場してくるでしょう。

そして
耐性を獲得できた強い植物以外の
在来種や昆虫、微生物までが死に絶えてしまう。



それでも
さらに
農薬を増やし続け、
大地を汚染し続けてしまう・・。


日本でもホームセンターでは
猛毒除草剤が普通に店頭に並んでいることに
何故疑問を持たないのでしょうか。


もちろん売る側も
環境にも人にも有毒性が強いことは理解しているはずですが、
買う人がいるからあんなにたくさん並んでいるのです。


地方によってはテレビCMもやっている。



そして
自宅の庭に除草剤をまいている人でさえ
無農薬野菜は美味しいということは
理解しています。

地球はどこにいっても繋がっています。
自分のまいた除草剤は
自分のお風呂の中で毒をまいているようなものだということに
多くの人が気がついてほしいと思います。


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