ツキノワグマの
「ニャン・フトゥー(Nyan htoo)」ちゃん。
ミャンマー語で「聡明」という意味。

生後18カ月齢です。


兄弟と共に
密売業者から保護されました。

この
クマたちは、違法に中国の胆汁牧場に売られる予定になっていました。
胆汁牧場は
クマにとって生き地獄となる場所です。


現在
ミャンマーのタバワ動物シェルターに保護されています。


3109theguardian.com

ニャン・フトゥーは
原因不明の奇病で舌が巨大化。

保護された時には
すでに
舌先がバナナのように腫れていました。

昨年2016年に
最初の手術が行われました。

この時点では
体重4.5kgとまだ幼かったため
将来を考慮して
舌を十分に残して大きく腫れた部分だけを切除。


ところが、
今年になって
あっという間に巨大化しました。

2017年10月に
再びニャン・フトゥーの舌切除術が行われました。
舌は巨大化し、食事も困難で
傷つき
限界の大きさでした。

4時間の手術によって
大きく切除されました。

3264theguardian.com


現在
ニャン・フトゥーは
兄弟カン・フトゥーと一緒に遊べるようになりました。



写真は
術後のニャン・フトゥー。
嬉しそうに見えます。
3264 (1)theguardian.com



舌が巨大化した原因を調べるために
切除した舌の病理検査を行っています。

現在のところ
フィラリア症による合併症の可能性も疑われていますが、
クマではこのような事例は
報告されたことはありません。


この話を聞いて
思い浮かべるのは
西郷隆盛さん。

800px-Saigo_TakamoriWikipedia


西郷さんは
沖永良部島に島流しにあった時に
蚊に刺され
フィラリア症に感染したといわれています。

その影響で
睾丸が
人の頭の大きさくらいに巨大化してしまったことは有名です。

睾丸の周囲のリンパ管に
フィラリアが詰まってしまい、
陰嚢が水腫を起こして
膨れ上がるのです。


西郷さんが
着物を着ていますが
睾丸が大きすぎて
ズボンははけないのです。

巨大化した睾丸を
特製の革の袋で吊り下げていました。


西南戦争で
西郷隆盛の刎ねられた頭部は、
折田正助邸門前に一旦埋められました。

でも
遺体確認のときに
西郷さんの右腕にある刀傷と巨大な睾丸のために
すぐに遺体確認を行うことができたといいます。

戦闘終了後、
頭部は掘り起こされ
亡骸とともに、南洲墓地に手厚く埋葬されたそうです。




一昔前までは
日本にも
ヒトのフィラリア症は蔓延していました。


特に
沖縄県や鹿児島県、愛媛県、東京都の八丈小島では
多くの住民がフィラリア症に罹患していたことが知られています。


八丈小島では、
この病気を「バク」と呼んでいました。
この島に生まれたものだけがかかる怖ろしい病気。
八丈島の人たちも
郵便や役場の連絡以外では
誰も近づくことはなかったそうです。


戦後間もなくの沖縄では
「島チャビ」と言って
フィラリアをはじめ、
マラリア、糞線虫、肺吸虫、十二指腸虫、結核、チフス、赤痢、ハンセン病など、
とても多くの感染症が蔓延していました。

フィラリアは
戦前から日本一の流行感染地としても知られていました。

明治時代の検査では、
沖縄軍兵士1473人中
481人がフィラリア症だったという記録もあります。


若い人は
あまり知らないと思いますが
沖縄で人のフィラリア症の根絶宣言が発表されたのは、
まだ最近のこと
1988年なのです。


そして、
犬のフィラリア症はいまだ根絶できていないのです。






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