シエラレオネ。

世界一寿命の短い国。
それは
ダイヤモンドも関係していました。

今回はちょっとつらいお話もでてきます。
でも
現実を知っておくことも
よりよい世界をつくるためには必要です。


そのシエラレオネで
また
476カラットもある大きなダイヤモンドの原石が採掘されました。


今年3月にも同じ場所から、
709カラットという大きなダイヤモンドの原石が見つかっています。

シエラレオネ政府は
このダイヤモンド原石の発見や競売予定を一般に向けて公表するのは、
ダイヤモンドの原石が
「紛争ダイヤモンド」として武装勢力らの資金源となっていた過去を払拭して
ダイヤモンド取引の透明性を
アピールする狙いがあります。


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紛争ダイヤモンド CONFLICT DIAMOND


紛争ダイヤモンドとは、
国連は
「正当かつ国際的に認知された政府の打倒を目指し軍事活動を展開する武装勢力の制圧地域で産出され、当該諸国での軍事活動の資金源として利用されるダイヤモンド原石」
と定義しています。


アフリカで、
数百万人の死者と多数の障害者、避難民を出した近年の紛争を
資金面で支えたのは、
紛争ダイヤモンドでした。


ダイヤモンドの違法取引によって生じた数十億ドルに上る利益は、
軍指導者や武装勢力が
武器を購入する費用として使われました。


紛争ダイヤモンドによって得た資金により、
シエラレオネ、アンゴラ、コンゴ民主共和国、リベリアの紛争で
死亡した人々の数は、
370万人
に及ぶとされています。

生き延びた生存者たちも
激しい暴力やレイプの犠牲となりました。



これらの地域のダイヤモンドは、
南アフリカのような鉱山に集中しているのではなく、
数千年に渡って河川に流され、
風化して広い範囲に散らばっている沖積鉱床であるために、
大規模採掘が出来ないことも原因の一つになっています。


さらに
これらの地域のダイヤモンドが
良質であったために、
資金が豊富に流入し、
より内戦が悪化、
長期化したとされています。


シエラレオネは、
最も平均寿命の短い国です。
たくさん殺されてしまったからです。
1991年に創設された反政府勢力である革命統一戦線(RUF)は
市民に対して殺害や拷問、誘拐などの残虐行為を
続けてきました。

選挙で、
他の勢力に投票した市民の腕を
もう二度と選挙の投票をできないように
次々に切断しました。


RUFは
シエラレオネのダイヤモンド生産地域を占領し、
ダイヤモンド取引で得た膨大な利益を
武器購入などに使用していました。


捕らわれた市民は、
ダイヤモンド採掘の強制労働を強いられました。

朝から夜まで働かせ続け、
まともな食事もなかったと証言されています。
仕事中にトイレに行こうとしたり、
食物を探そうとするだけで、
反抗とみなされ
射殺されたといいます。

トイレに行くことも許されず
働きながら、
その場で用を足さなければならなかったそうです。

こうして、
奴隷化された人々は、
疲れ果てて、
逃げる意志も失い働き続けました。

アルカイダもリベリアからシエラレオネに入り、
RUFからダイヤモンドを購入していました。

シエラレオネでは、
1991年から2002年の間に5万人以上の人びとが殺害され、
200万人以上の人びとが難民となり、
何千人もの人びとが手足を切断され、強姦され、拷問されました。

行方不明者も多数います。

また
誘拐された多くの子どもを兵士として働かせました。
子供たちには、凶暴化するように、
麻薬やアルコールが与えられ、
銃の使い始めに
まず最初に
子供たち自らの家族を殺すよう強要されたとの証言もあります。

少女たちは、
武装勢力の兵士たちの
性のはけ口にもされていました。


これらの惨状を詳細に報告したのは、
NGOのPertnership Africa Canadaによるものでした。

それまでは
誰も報道することはなかったのです。



こういったことが
つい最近まで行われていたことに驚きます。



かつての
市場に出ていたダイヤモンドには
この紛争ダイヤモンドも含まれていたといいます。


2003年になって
紛争ダイヤモンドの取引きを防ぐための国際認定制度として
キンバリー・プロセス認証制度(KPCS)が、
制定されました。

70ヶ国が参加していますが、
この認証制度にもかかわらず、
いまだに
紛争ダイヤモンドが
合法的なダイヤモンド取引に混入している可能性があるともいわれています。



さて
ダイヤモンドにまつわる話は山のようにありますが、
ダイヤモンドそのものは
どのような石なのでしょうか。

エドガー・ケイシーの透視リーディングには
ダイヤモンドに関するものがいくつか見られます。

それによると、
ダイヤモンドは、
その人の周囲に波動的な反応を生み出す石

だと述べています。

またケイシーは、
それぞれの石には、
それぞれの精霊が宿るとし、
ダイヤにはダイヤの精があり
身につける人の波動によって、
平和をもたらしたり、
苦痛をもたらしたりする
と言っています。

正しく身に着けた人には、
無限の力に対して体の波動をより良く同調させてくれる助けになるとも述べています。

欲望や執着の多い人が身に着ける石ではないようです。



ひかたま:空気からのダイヤモンド
ひかたま:ダイヤモンドの雨


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