収入によって
健康状態が変わる
ことは
多くの研究で示されています。

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例えば
要介護認定を受けていない65歳以上の男性の中で
その後4年以内に亡くなった人の比率は
高所得者で 11.2%
低所得者で、34.6%

実に3倍以上も違いがあったのです。



同じ東京に住んでいても
健康年齢は地域によっても違います。

足立区民は、
杉並区民よりも2年近くも健康寿命が短いのです。


幸せ度は、
高所得者の多い港区に匹敵するといわれる足立区ですが、
低所得者が多く
健康寿命は長くはないという統計結果。


現代社会では
資本主義が投機的になってしまい
地道に汗水たらして働く人たちよりも
マネーゲームに参加している人たちの方が
圧倒的に裕福になってしまう構造になってしまっています。


そして
貧富の差もどんどん大きくなってきました。


海外では
年収と健康状態の関連性だけでなく
総資産と健康の状態の関連性も調べられています。


なぜなら
高齢者を研究対象にする場合には、
多くが退職しているために、
年収よりもいままで貯めてきた総資産を指標とする方が
比較調査にはより適しているからです。



米国と英国に住んでいる54歳以上の男女を対象に、
総資産とその後10年間の死亡と障害のリスクの関係を調べた研究があります。

weljamanetwork.com



結果として
米国と英国では、
高齢者の
総資産が多い人は、
その後10年間の死亡と障害のリスクが比較的少なく

総資産が少ない人は、
その後の10年間の死亡と障害のリスクが高いことが示されました。



健康格差をなくす社会にするには
あまりにたくさんの課題が山積みになっています。


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