鳥はとっても頭がいいことで知られています。

山岳地帯に住んでいるホシガラスの生態研究では
主食である木の実を
最大5,000ヶ所に分散して隠しておくことが知られていますが
そのすべての場所を
ずっと覚えているそうです。


私は
たまに
家の鍵を置いた場所(たったの一ヵ所)でさえ
忘れてしまい
外出する時に探さなければならないことがあります。


鳥の知能の高さは
研究が進めば進むほど
驚くべき知能の高さが明らかになっています。



いままでは
霊長類だけができると思っていた知的な行動が
鳥類でもよくあることが判明しています。

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鳥類はとても小さく軽い頭を持ち
脳もすごく小さいのに
どうしてあんなに賢いのでしょうか。



今までは
人間の脳が大きく発達したように
大きな脳が頭の良い証拠のように考えられてきました。


鳥の脳の秘密を
調べた研究があります。

bbbpnas.org






この研究チームは、
体長15cmの小鳥スズメから1.8mの大型の鳥エミューまで、
様々な大きさの鳥類20種の脳を調べて、
ニューロンの密度を比較しています。

mediumpnas.org



その結果、
全体として神経細胞(ニューロン)の密度が、
霊長類と比較して2倍
マウスやラットと比較して4倍もある事が判明しました。

とても賢いと言われているカラスやオウムなどでは
特に顕著でした。


これまで、
脳を発達させるためには
ニューロンネットワークを密にする必要があり
そのためには
脳の神経細胞の大きさを大きくしなければならないと考えられてきました。

でも、
鳥類は
脳神経細胞を大きくする変わりに、
一部だけを大きくして
全体的な大きさは小さくし、
さらにネットワーク密度を濃くすることによって
小型軽量化しながらも
優秀な頭脳を保つという進化を遂げていたようです。



脳が大きいほど
知能が高いということではないのでした。

king_kong_2005





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