ギガントピテクス(Gigantopithecus)

絶滅したヒト上科の属の一つ。
身長約3m、
体重約300 - 540kgという
霊長類史上最大の種です。


ギガントピテクスは
900万年前に出現し、
10万年前に絶滅したと推定されています。

now-eIeHXQ51-junganimals.howstuffworks.com


映画「ジャングルブック」にも登場していましたね。

the-jungle-book-new-postcryptozoonews.com




次の図は
真ん中が身長180cmの人
右側がギガントピテクス・ブラッキーです。
gigantopithecus-sizeprehistoric-wildlife.com



gigantopithecus_bfrank-lode.deviantart.com

この巨大な動物ギガントピテクス・ブラッキーは
純粋な草食性動物であったことが
残された歯の化石のエナメル質の炭素同位体比によって判明しました。


炭素の安定同位体は 12C と 13C がありますが、
歯におけるこの炭素同位体の比率は
食性によって異なります。

光合成をしない動物は、
食物からすべての炭素を得ているために、
食物が動物性か植物性か、
さらにどういう植物かによって
歯の成分に含まれる炭素同位体比は微妙に異なることになります。

そのため
炭素同位体比を調べて、
その動物が何を食べて成長してきたのかがわかるのです。


これだけの巨大動物でも
菜食で
きっと気性も穏やかだったのではないでしょうか。



この記事を読んで思い出すのが
ボクシング・ヘビー級世界王者マイク・タイソン。


タイソンは
現役時代「地球上最悪の男」とも呼ばれたほど乱暴者でした。

でも
本当はとても優しく、
ボクサーになったのも
鳩をいじめる人たちから鳩を守るためと言っていました。

ボクシング引退後
完全菜食主義者になり
もう5年以上たちます。


気性もとても穏やかになったそうです。

tysonbeegans.com







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