海の波しぶきと空の雲の関係



雲は
大気中に浮かぶ水滴または氷の粒で形成されているもので
地球の大空のおよそ60%の面積を覆っています。

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雲は、
地球環境に大きな影響を持っています。
太陽光を反射し
大地に雨をもたらし
地上と上空の気温と湿度を調節しています。


雲を構成する水滴は、
空気中に含まれる塵やほこりなどのエアロゾルを核として集まり、
雲に成長していきます。

いままでは
エアロゾルの多くが陸地由来のものと考えられてきました。



陸地よりはるかに広大な面積を持つ海の影響については、
あまり注目されてこなかったのです。


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海のたえまない波が
破砕された時に生じる波しぶきを発生源として
エアロゾルが生じていることが研究で判明しています。


iceddfdpnas.org


研究者らは
複数の海の表層部のエアロゾル濃度と、
雲の素となる氷核粒子の濃度を調べています。

その結果、
エアロゾル濃度が増えるほど
氷核粒子の濃度が増加していたのです。

この関係は
気温が0℃以下になると、
更にその関係性は強くなります。


海の波しぶきが
大空の雲になっている。



大空と雲と海。
当たり前ですが
一体のものだったのです。



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