バルト。

人々の命を救った
米国の伝説的なイヌぞりチームのリーダー犬の名前です。

Gunnar_Kaasen_with_Baltoen.wikipedia.org



1924年の末、
アラスカ北端のノーム市にジフテリアが発生しました。
翌年1925年には、死者も発生。

当時ジフテリアは、死に至る怖ろしい病気で、
血清が必要でした。

当時のノーム市には十分な量の血清が確保されていなかったのです。

最悪のケースでは、
10,000人を越える市民の大部分が死んでしまう可能性があるという
危機的な状況に陥りました。


ノーム市への血清移送という任務を遂行するために、
最初は空と陸路からの輸送が検討されました。


アンカレッジからネナナまでは列車輸送ができました。

でも、
低気圧の接近のため風速40mの猛吹雪の中では
ネナナからノームまで
安全に輸送できないことは明らかでした。


そこで
犬ぞりによって輸送する案が採択されました。
20人の犬ぞりの操縦者と100頭以上の犬たちでチームを結成し
リレー輸送を行うことになりました。



輸送経路は、
ネナナからノームまでの全長1,085kmという長距離です。
気温はマイナス31℃、しかも強風。
時には吹雪。

実際の体感気温は
途方もなく寒く
雪深い道は困難だったはずです。


1925年1月27日に
ネナナを出発、
たったの5日半でノームに到着し、
無事に血清を輸送することができました。

この偉業は
マスコミによって大々的に報道され、
犬ぞりチームは一躍ヒーローになりました。

その中でも
特に注目を浴びたのは、
ノーム市に到達する最終区間を担当した犬ぞりリーダー犬「バルト」でした。

強く賢いリーダー犬バルトは、
吹雪の中で、ほとんど見えず方向感覚もない道を
的確に目的地に向かって完走したのです。


現在
バルトのはく製は、博物館に置かれています。
800px-Balto_CLEwikipedia

さらに
ニューヨークのセントラルパークに銅像が置かれています。

Baltocentralpark.com


さらにアニメ映画にもなりました。

(R)__Balto(4)alchetron.com






さらに、
バルトと並んでヒーローとされた犬が
区画中最長の距離を走り抜けたチームリーダー犬「トーゴ」でした。

Togo_the_dog_2014-06-17_22-40wikipedia


トーゴ率いる犬ぞり隊は、バルトチームの2倍近い146kmを走破したのです。

この2匹が英雄犬として有名ですが
やはり
この任務は
誰が欠けてもできなかったこと。

100匹のすべての犬たちが英雄です。



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