この女の子は
自分の国のミャンマー軍によって
お母さんは射殺され
この子は、二度銃撃されて
生き延びて
逃げてきました。

この子は
何も悪いことはしていません。
家族も殺され、自分も銃撃されたのは
ロヒンギャだからです。
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彼女は、ある日突然自分の国のミャンマー軍に 
家を焼かれて、 
火だるまになり 
生き延びました。 
全身がケロイド状にただれています。 

身体の傷も心の傷も 生涯痛みが続きます。 

彼女も何も悪いことはしていません。
ただロヒンギャだからです。
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ミャンマーの少数派イスラム教徒ロヒンギャ族。
インド系のイスラウ教徒です。


1962年に軍事クーデターが起き、ビルマ民族中心主義になってから、
ロヒンギャの人たちは一気に差別されるようになりました。

そして
ロヒンギャを排除するために
1982年に国籍法が改正され、
ロヒンギャはミャンマーの民族ではないことが正式に「合法化」されてしまいました。





ミャンマー最大の都市ヤンゴンでの
ロヒンギャ族についてのアンケートでは、
30人中
ロヒンギャ族が嫌いと回答したのは26人

そのほとんどが虐殺に同情しないと答えています。

ロヒンギャには、市民権も与えないでほしいというのが
大多数の市民の意見のようです。

嫌いと答えなかった4人は
インド系イスラム教徒だけでした。



国を追われ
ミャンマーから隣国バングラデシュに61万人以上が避難している問題で、
両国がロヒンギャ難民の帰還に関する覚書に署名したことが発表されました。

具体的な合意内容や、今後のロヒンギャの帰還計画などの詳細については
明らかにされていません。


米国政府は、
ミャンマー当局のロヒンギャ族に対する扱いは明らかに「民族浄化」に相当するとの見方を示しました。


このまま
命からがら逃げてきた人たちを
ミャンマーに帰せば
再び虐殺が開始される可能性も残されています。


バングラディッシュに逃れたロヒンギャ族の人たちは、
大量虐殺や強姦、すべての財産も破壊されてきた行為を目の当たりにして
命からがら逃げてきた人ばかり。

ロヒンギャ族の
ミャンマー政府や軍に対する不信感はとても根強いものです。


実際に起きた悲惨な出来事の後で、
再びミャンマーへの帰国をどれだけの人たちが望んでいるのでしょう。


現在の状況下では、
ロヒンギャが民族浄化されないために
安心した暮らしができるようになるためには
世界各国からの支援も必要です。

ミャンマー政府だけに任せることは危険であり、
期待できないからです。



私たちの国も
米国の大統領の娘の団体に膨大な寄付ができるようであるならば、
もっと苦しんでいる人たちのために
何か支援できることもあるのではないでしょうか。


写真は命がけでバングラディッシュに避難してきた母と赤ちゃん

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