私はテレビを見ていないのですが、
「朝まで生テレビ」という番組に出席したお笑い芸人の村本さんが
知識人たちから責められ、
さらにネット上でもバッシングを受けている
という話を聞きました。

Group-Discussion-Topictwenty19.com



この芸人さんに対して
「無知なおっさん」とか「え、小学校行こうよ」とか
「無知による反戦平和主義」とか
「時間の無駄づかいはしたくない」として共演お断りを宣言されたり・・・。


でも
日本人のほとんどの人は
憲法第九条を覚えていません。

このお笑い芸人の村本さんは
平均的な日本人だと思います。


世の中は、
知識人が思っているほど知識人だらけではなく
私を含めて
社会や政治に対して専門的知識がない人が大多数で成り立っているのが国なのです。



知識がないと馬鹿にしてしまう知識人たちは、
知識人たちが
国を作ってきたのだと思っているのでしょう。


たしかに今まではそうだったのかもしれません。

その結果が、
国民を無視した権力者たちの行動に表れていますし、
多くの人は
それが必ずしも正しくないことを理解しています。


今回のテレビ番組の出席者の大部分は
いわゆる知識人たちだったようです。
そして
知識の少ない村本さんは討論の場では
少数派で
叩かれたようです。



でも

実際の日本では、
ほとんどの人が村本さん側にいるのではないでしょうか。


そして



彼は
専門家のような知識はないものの、
政治や世の中の風潮に疑問を持ち始め
無関心ではなく、
しっかりと自分なりの言葉で発言し始めた。

これは評価すべきことのはず。

誰もが社会に対して、政治に対して
疑問に思いながらも
無関心でいたり
何も言わない人が多い中で
彼は
勇気をもって発言し始めた。



誰だって
最初から専門家のような知識や見識はない。

でも、
勇気を持って発言し始めた若者を
なぜ
知識人たちは責めたのか。


なぜ
世の中に疑問を持ち、よりよく思う気持ちを持って
発言しようとする若者を
知識人たちは
知識がないことを理由に
叩いたり討論を拒否するのか。



極端に言えば
これは歩き始めた赤ちゃんに
大人が自分の方が歩けると馬鹿にするようなもの。




村本さんのように憲法第九条を覚えていない人が
ほとんどだと思いますが、
そのことを馬鹿にするのであれば
日本国民の大部分を馬鹿だと言っているようなものです。


彼が小学校に行っているのを知りながら
「え、小学校行こうよ」と
何故発言できるのか。


本当の知識人とは
わからない人にわかりやすく説明できる人
であって
わからない人を馬鹿にすることとは違います。




小学校を卒業してから
大人になっても
ずっと憲法第九条を覚え続けている方が少ないと思います。

小学校で習った浅く広い範囲の知識は
大人になって
再び関心が出てきてから
もう一度深く勉強するための基礎であって
小学校で学んだことをいつまでも覚えていることではないのです。


知識人が
優劣の意識を持ち始めた時点で
すでに方向性がずれてきてしまうことを
多くの知識人は理解していない。



オーストラリアでは
ある特定の分野の専門家のことを
「重箱の隅をつつく人」
と言うことがあります。


人間は
そんな表面的なことだけでは
判断してはいけない、
知識なんてとるに足らないことであり
皆平等だという意識を
上手く表現したものです。


もちろん
いつも自分の好きな分野に関しての勉強を積んで
多くの見識を得ている知識人の人たちは素敵で尊敬できます。

でもどんな人でも
専門外は素人です。

だから各自持てる知識と知恵を
お互いを尊重しながら分かち合う気持ちは大切だと思うのです。


もしかしたら
今回のネットでの報道も、
出演者の方々のほんの一部の言葉だけが取り上げられているのかもしれません。

でも
発言が独り歩きしてしまうには
そこに問題があり
そこに解決があると思います。
よりよい未来のために。





今までの社会構造では
外界に向けた科学的な探求や社会的な構造や文明を発達させるために、
権力や上下関係のある組織や強いリーダーが集団を率いるという構造を形成していました。

これは歴史上、
必要なことであり
ある意味
霊性を鍛えるためにも必要なことでした。


でも
その社会構造が次第に間違った方向へと向かってしまったことを
多くの人が気がつき始めています。


そして
多くの人の心の中に
自浄作用が働き始めています。

それは
盲目的に権力者に従うのではなく
もっと
自分の心に忠実でいることです。


これからの世界では、
その自浄作用によって
もっと一人一人が
自己の内面に意識を持っていく大きな流れができるため、
リーダーに従うよりも、
自分自身のハートに従うことを優先するようになりつつあります。

その流れが強まると
外界の富や権力への関心も薄れ、
人との競争の必要なくなり、
上下関係も必要なくなっていきます。

お互いが自由に個性を発揮して、
足りないものは分かち合うという組織へと変化していきます。


そこには
有名でも無名でも、
知識があっても無くても、
権力や地位があっても無くても
そんな表面的なことに関わらず
もっと
一人一人をお互いに尊重する社会へと
移行する流れになっていくはずです。


もちろん今の世界は権力同士の力の均衡で成り立っている世界。
いきなりの変換は不可能です。


でも
少しずつ変わっていくはずです。

多くの人々の思いは
想念の集合体という形をとって
時代の風潮に大きな影響を与えていくのです。

集合意識の力の強さは
現代では
あまり知られていないこと。
でも
時代時代の人々の考え方が
その時代特有の空気を作り上げてきたことを否定する人はいないと思います。



これからは
知識を持っている人が動かすのではなく
知識をすべての人と分かち合って
皆で動かしていくことが
よりよい未来へと繋がっていくと思います。


もちろん
それはすぐにできることではないと思います。

でも
こうやって
若者たちが勇気をもって声を出していくことが
一歩になっていくのでしょう。

それをただやみくもに叩いてしまう社会ではいけないと思います。




こちらも
ひかたま:物理的な力や権力よりも強いもの
ひかたま:夢の香り:正しい道を選ぶということ
ひかたま:真実を扱う力



今日もありがとうございます。
ブログランキング参加しています。
よろしければクリックお願いします。

人気ブログランキング
君が代から神が代へ 下巻
森井 啓二
星雲社
2017-12-18