再掲です。

ジョーク論文というものがあります。

英国の権威ある医学雑誌BMJ(ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル)に
こんな記事が掲載されました。

「Zombie infections: epidemiology, treatment, and prevention」
「ゾンビの感染:疫病学、治療、予防」

zombiebmlBMJ.com



論文執筆者のタラ・C・スミス准教授は、
米国オハイオ州・ケント州立大学公共衛生学が専門で
「ゾンビ研究会」の顧問を務めています。

この記事は、
もちろんクリスマス特集号の
ジョーク論文として寄稿しています。


でも、
さまざまなウイルス感染症とゾンビの共通点を踏まえて、
ウイルス感染のアウトブレイクを警告し、
感染症に対する人々の意識の向上を呼び掛けている内容となっています。





ウイルス感染症の症状は、
ウイルスによって特徴がありますが、
一般的には
「全身の急激な衰弱、意識の低下、動作や神経系の異常症状、明るい性格の喪失、肉体組織の崩壊」
といったまるでゾンビと同じ状態になります。

ウイルス感染は、
知らないうちに肉体の内部から作用していくのです。




実際に、
科学者は、
あるウイルスのハイブリッドを作成し、
感染させることによって、
人々をゾンビ化することは可能だと主張しています。




例えば、
人の中枢神経系を破壊して凶暴化する狂犬病ウイルスに
空気感染が容易なインフルエンザウイルスをハイブリッドしたものを空中散布すれば、
ゾンビたちを作ることが可能かもしれないというのです。



zonmbi2nationalgeographic.com


でも
すでに
もっと怖いウイルスが発見されているのです。


それは
「人をお馬鹿にしてしまうウイルス」。

stupidvirus.independent.co.uk


このウィルスは、
ジョンズ・ホプキンズ医科大学とネブラスカ大学の研究者たちが、
喉に存在する細菌を研究中に
偶然発見したウイルスです。


このウイルスは、
クロロウイルスATCV-1。

もともとは、
湖において緑藻に感染するウイルスです。


このウイルスは、
藻類のクロレラに感染するものとしては認識されていましたが、
健康な人間に影響することは全く知られていなかったのです。


このウイルスに人が感染した場合は、
視覚処理や空間認識などの認知能力が落ちてしまい、
馬鹿になってしまうそうです。



研究者らが
無作為に92人を調査した結果、
この藻類ウィルスに感染していた人は、
なんと
92人中40人もいたのです。

約44%の確率で感染していた。。。


ウイルス陽性の人たちは、
ウイルス陰性の人たちと比較して、
IQテストの成績が低く、
注意能力や視覚認知能力検査でも低い成績であることが判明したのです。



このATCV-1ウイルスは、
人に感染すると、
感染者の脳内の遺伝子を変化させるのではないか
と推測されました。


そこで、
さらに
追加の研究では、
消化管内にATCV-1ウイルスを注射したマウスが
どのような影響を受けるのかを調査しています。

その結果、
ATCV-1ウイルス投与群のマウスは、
非ウイルス投与群と比較して
迷路に入れた時の迷う確率が高い
という結果になりました。

明らかに
ウイルス感染によって
思考能力が低下している。


そして、
ATCV-1ウイルスが、
マウスの脳内の海馬に影響を与えて、
記憶力や学習能力などに関わる遺伝子を
書き換えていることが判明したのです。



今回の発見で、
免疫系を攻撃しないまま
人体組織に変異を引き起こすウイルスの存在が初めて証明されました。
 

 
私たちは、
ウイルスについてまだまだ知らないことがたくさんあります。


一般的には、
ウイルスは身体に悪い作用を及ぼすものという認識があります。


でも、
身体によい影響を与えるウイルスも近い将来発見されます。

さらに
ウイルスは、
身体が弱ってから感染するのではなく
常に私たちの身体には、
各種
常在ウイルスが潜伏していることも
近い将来発見されることでしょう。

さらに
それらのウイルスがさまざまな静かな作用を持っていることも
いずれ理解され、
科学的に証明されることでしょう。









君が代から神が代へ 上巻
森井 啓二
星雲社
2017-12-18




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