地球上最後のキタシロサイのオス「スーダン」が
今月安楽死になりました。

スーダンは、
地上最後のオスとして
キタシロサイという種の偉大な象徴でした。

ggcnn.com






キタシロサイは
一昔前までは
アフリカ大陸中部に数多く生息していました。

でも、
角が欲しいために、
1970年~1980年代にかけて
次々と殺され、
あっという間に
絶滅寸前となりました。

主に
中国で漢方薬として、イエメンで短剣のつかとして利用するためでした。

1990年代後半のコンゴ(旧ザイール)内戦によって、
2008年までには
キタシロサイは
アフリカの大地からは
完全に
消えていました。

野生のキタシロサイは
すべて絶滅

偶然にも
生き残ったのはチェコの動物園にいた4頭のサイたちだけ。


チェコの動物園では
オスとメス2頭ずつを飼育していたのです。
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彼らを本来の生息場所の環境に近いケニヤのオルペジェタ自然保護区に移し、
24時間体制で厳重に保護していました。

2014年には
オス1頭が亡くなり、
スーダンが地上最後のオスとして生きてきました。


そして
安楽死。

これが最後の姿です。
45歳。
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こちらは
安楽死に際して
9年の間、24時間体制でスーダンを守り続けた保護官たちです。
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こちらはまだ元気なころのスーダンと保護官
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これで
純潔のキタシロサイは
事実上の絶滅です。


こちらはニューヨークにあるスーダンの銅像
sudanmbbc.com


これで
地球上に残されたキタシロサイは
このメスの2頭のみ。

スーダンの娘のナジン28歳と
孫娘のファトゥ17歳。
04-dsc-5264cnn.com

スーダンの精子は
ナジンかファトゥの卵子との受精ができるよう保存してあるそうです。


そして
ジャワサイも
スマトラサイも
まもなく
地球上から消えてしまいます。

私たちが本気を出せば
まだ間に合うはず。


こちらも
ひかたま:地上最後のオス
ひかたま:地球上最後のオスのキタシロサイの力強いお友達


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