ピクーニャ

南米でペルー、ボリビア、チリ、アルゼンチンの高地
標高約3,700- 5,000mの草原に生息しています。

800px-Vicunacropen.wikipedia.org

10頭前後の群れを作って生活しています。

Vicugna_vicugnacommons.wikimedia.org

日本でもおなじみのアルパカに似ていますが
アルパカは、ピクーニャが家畜化されたものと推測されています。

かつては
200万頭ほどが生息していたそうですが、
人の無慈悲な乱獲によって、
1960年代には1万頭以下まで激減してしまいました。

現在は
ようやく保護されるようになって
個体数が回復傾向にあります。

それも体毛がお金になるからです。


ピクーニャを利用する植物がいます。

ピクーニャの生息域に生えているジャガイモです。

南米の高地に生育するジャガイモには、
チャコニンやソラニンといった毒性のあるアルカロイドが
葉、茎、花、
そしてイモに含まれています。


もしこの植物を食べてしまうと
嘔吐、下痢、激しい腹痛など
中毒症状を引き起こします。


そのため
ピクーニャもこのジャガイモを食べません。

ジャガイモは
この毒によって
自分たちを守っているのです。


でも
乾季になって
ピクーニャの食べる植物が亡くなってくるころになると
このジャガイモも繁殖の時期となり
毒性がなくなります。


そして
毒性がなくなったジャガイモの葉や果実をピクーニャは食べるのです。

果実を食べたピクーニャは
そのジャガイモの種子を糞便として排出します。


ジャガイモの種子は
乾燥した大地でも
栄養豊富なピクーニャの糞に囲まれて
順調に生育していきます。


ピクーニャは糞便をする場所を決めている動物ですが
その場所にまとまってジャガイモが生育しているのは
このような理由になります。



ピクーニャとジャガイモはお互いに助け合っていたのです。



私たちが食べているジャガイモの祖先は
南米の高原だったことを知っていましたか?

日本には
南米からインドネシアのジャカルタ経由で渡来しました。

ジャカルタから来たイモが
ジャガイモ
と呼ばれるようになった由来のようです。


江戸時代に何度も襲ってきた飢饉でも
乾燥に強いジャガイモは役立っていたそうです。



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