相変わらず飽食の国日本では
信じられない人も多いと思いますが、

世界では
現在
飢餓が拡大・蔓延しています。



image1170x530croppedUNICEF/Sebastian Rich

この写真の彼は、ソマリアの牧畜業者です。
最近の干ばつにより
所有する家畜のほぼ半分を失いました。



現在の気候変動と地域紛争によって
飢餓状態に陥る人々が増加しています。



2016年には7億7700万人だった飢餓人口が
2017年には8億1500万人に増加。


image1170x530cropped (1)news.un.org



こちらは持続可能な開発目標(SDGS)の動画

持続可能な開発目標(SDGs)、
通称「グローバル・ゴールズ」は、
貧困に終止符を打ち、地球を保護し、
すべての人が平和と豊かさを享受できるようにすることを目指す行動です。




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無題www.jp.undp.org




飢餓を拡大する大きな要因である戦争や紛争。


ストックホルム国際平和研究所(Stockholm International Peace Research Institute、SIPRI)は、
2014年度の世界の軍事費をまとめたレポート
「Trends in World military expenditure 2017」を公表しています。

その報告書によると、
2017年の世界全体における軍事費総額は
1兆7386億米ドル

約200兆円!

これだけのお金に加えて、
優秀な頭脳と並外れた体力を持つ人々が、
世界中の戦争や紛争に費やされています。




ネパールでは、ビタミン不足により年1万2000以上の子どもの命が失われると推定されています。
子どもに1年分のビタミンAを届けるには約4円が必要です。
世界中の子供たちのビタミン不足を補うには、2000万円が必要です。

ニジェールの栄養治療センターには重度の栄養不良に苦しむ子どもたちがたくさんいます。
栄養失調を改善するための栄養食品のパックは、1袋45円です。

世界中にいまだ埋まっている1億個を超えるすべての地雷を撤するには、約4兆円かかります。
 
たった2日分の世界の軍事費で、
世界中の子供たちが学校に行けるようになります。

たった4日分の世界の軍事費で、
世界中の女性たちが清潔で安全な出産環境を整えることが出来ます。


軍事活動のごく一部を密猟対策に当てるだけで、
ゾウやサイなどを絶滅から救うことが出来ます。

ほんのちょっとでも、
軍事費を人道援助・環境保護にまわせれば・・。




世界の膨大な軍事費用と、優秀な頭脳と体力を、
平和利用に使うにはどうしたらいいのでしょうか?



でも、
その前に
私たちも同じことをしていないでしょうか?

必要なものを買うお金で、お酒を飲んでしまったり・・。
部屋の掃除をしないままで、遊びに出かけまくったり・・。
誰でも大切なことを後回しにして、無駄遣いしてしまうことはあります。
家計の定期的な見直しで、発覚することも。

一国のことでさえ、
例えば、福祉よりもオリンピックに大金を費やしてしまう。


「修身斉家治国平天下」

自分の身を正し、
家庭を整え、
それが出来てはじめて
国を治めることが出来る。



軍事費の平和利用も、世界平和も、
結局は
私たち一人一人の行いと思いの集積です。




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