方角で北といえば
二種類あることは
現代では多くの人が知っていると思います。

真北(しんぽく)磁北(じほく)です。

真北は、
北極点の方向です。
北半球だと北極星の方向とほぼ同じです。


磁北は、
方位磁石で示される北の方向です。



polesjungcurrents.com


現在の北日本・沖縄などを除く日本中心部では、
真北に対して磁北が約7度西側にズレています。

このズレは、場所や年代によっても異なります。

このように
同じ北でも
真北と磁北の方角は、ほとんどの場所においてズレているので
使い分けがされています。

古い時代の建物や墳丘などで東西南北の方角を考えて建設されているものは、
ほとんどが真北を利用しています。

一方で
飛行機の航行用などには、磁北が利用されています。


この真北と磁北の差がよく見える場所が
京都にあります。

京都の二条城です。

Google earthで二条城を見てみましょう。


碁盤の目のように東西南北に走る京都の道路に対して
若干斜めに作られています。

約3度東に傾いて作られています。
二条城google earth

下の図の
右上は京都御所です。
左下の二条城は
京都御所と比べると斜めになっているのが
はっきりとわかります。
二条城2google earth



現在の京都市にあった平安京は、
桓武天皇の時代西暦794年に
東西4.5km、南北5.2kmの長方形に区画して作られた都城でした。

平安京の建設時に
北極星を目印に方位を決めて、
碁盤の目の路が造営されました。

北は真北です。

800px-HeiankyouMapJapanese.svgWikipedia

その後
二条城は、
平安京から約800年経った1602年に築城されました。


二条城には、当時ヨーロッパから導入した方位磁石という最新の器具を用い
測量が行われました。

なので、
北は、磁北です。

でも
この時代には
北には、真北と磁北の二種類があることは知られていなかったのです。

1600年頃の京都の磁北は
真北から東に3度ズレていたのです。


当時は、
最新機器を使っていたのだから
自分たちが本当の北を知っていると確信して作ったのでしょう。



いまでは小学校で習うことです。

000137131国土地理院
000137132国土地理院




以前も書きましたが
現代でも
真北を示す北極星は
ずっと同じ星だと思っている人は多いと思います。

現在の北極星は、
こぐま座α星のポラリスですが、

昔は、こぐま座β星でした。
さらに昔は、りゅう座α星。

そして
西暦4100年頃には
北極星は、
ケフェウス座γ星になります。






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