現在世界のサンゴ礁の80%以上が
死滅状態に入りました。




驚くことに
現在最も安全なサンゴ礁は
NSW州のダボという砂漠地帯の町にあります。

ここにはすでに、
サンゴ礁全滅に備えて
サンゴの700億の精子と220億の胚が
マイナス19℃の液体窒素で冷やされた容器に保管されています。

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そんなサンゴ礁に救世主がいるというニュース。

birdnature.com



「海鳥の排泄物によって、サンゴ礁が元気になる」

ということが
国際研究チームの調査で判明しました。

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今回の研究対象とされた場所は
インド洋チャゴス諸島です。

ここには60以上の島があり、
そのうち約3割の島は海鳥の楽園。
7割の島では、人間と共に侵入したクマネズミによって
海鳥の繁殖場所が壊滅状態になってしまっています。

そこで、
研究では
海鳥の島クマネズミの島を比較しています。

海鳥の島では、クマネズミがいる島より760倍も多い海鳥が住んでいます。

海鳥の排泄物に含まれる窒素の分布を調べたら
陸地だけではなく
海にも溶け出して
海藻類、海綿動物、魚類から海鳥由来の窒素が検出されました。


窒素は
植物が健全に成長するためにとても重要な役割を担っています。

海藻類が健全な海では
海藻類を食べる生物たちにも十分な栄養が行き渡ります。

そのため、
海鳥が繁殖している島の周辺海域では、
魚の体重が平均48%も重いことが判明しました。

さらに
海鳥の糞尿の恩恵を受けて健康に発育した魚たちは、
サンゴの表面に生える藻をこそぎ落として食べてくれるのです。

これはグレイジングと言って
サンゴが健全に発育するためにはとても大事なことです。

グレイジングが少ないサンゴでは、
新しいサンゴが発育しにくいことがわかっています。

海鳥の島の近海では魚によるグレイジング行動が3.2倍も多く観察され、
サンゴが健全な状態を保ち、発育できる環境が整っていました。

サンゴ礁が健全な場合
より多くの生き物たちがサンゴ礁に集まり、
より安定した生態系が形成されます。



見た目は、白い排泄物だらけでは
ちょっと美しくありませんが・・・
海鳥のうんちは
環境を健全に保っていたのです。

seabirdsblogs.discovermagazine.com


世界の島々のおよそ90%には
すでに人間によって持ち込まれてしまったネズミが繁殖しています。

ネズミが繁殖している島では
海鳥は減少し
見た目は排泄物の少ない綺麗な景色になっています。

でも、
それは決して生態系にとって
健全とは言えないのです。







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