医療の世界は
人も動物も思ったよりも
心身共に過酷な職場環境かもしれません。

burnout-leadconcordispracticemgmt.com



米国で医師の精神状態を調べた論文があります。
米国の6,695人の臨床の現場で働く医師を対象にした調査です。




bbmayoclinicproceedings.org


今回の研究では
疲労感、自殺願望、職場の安全対策レベル、最近の医療ミスについて
などの質問項目を調査しています。


その結果、

54.3%の医師に燃え尽き症候群の症状がみられました。
32.8%が過度の疲労
6.5%に自殺傾向もみられました。


このような状態の医師は
医療ミスを起こす確率が高くなることも判明しました。

医師の10人に1人は
過去3カ月以内に重大な医療ミスを1回以上起こしていたのです。


これまでの研究で
医師が燃え尽き症候群になると、
薬の投与量や種類の間違い、
必要な検査の判断の過不足、
患者の感染症、
早期死亡のリスクが高まることが明らかにされています。


医師の精神状態が悪いと
医療ミスが発生しやすいのです。


米国では
年間10万~20万人の死亡例が医療ミスに関連していると推定されています。


「命」に直接関わる仕事では
一般の人にはわからない精神的な過酷さが
いつもつきまとうのです。


最近では、
病院で働く医療従事者の心身の健康状態を管理する専門スタッフを置く病院も増えています。


PART2に続きます。


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