中国が論文数で米国を追い越す勢いです。


chinabloomberg.com


南京大学とハーバード大学の研究者らが
論文著者のメールアドレスによって研究者の国籍を調べて
その結果を公表しています。

それによると、
物理学、工学、数学の世界的な専門誌に投稿された論文の
中国のシェアは2000年から2016年で4倍に急増
2016年に中国は米国のシェアを上回ったことが確認されました。

今回の調査では
論文著者のメールアドレスによる国籍調査のため
中国の国外の組織に所属している研究者が論文を発表された場合には、
中国としてはカウントされていないとのこと。


メールアドレス以外の情報も取り入れた分析では、
世界中で発表された物理学、工学、数学の論文の
3分の1以上が中国人研究者によるもの
と推測されました。


気になる研究の質ですが
現在までのところ
中国の研究は米国よりも質が低いとの見方であるものの
向上傾向がみられるようです。


現在の傾向が持続すれば
論文数と引用数共に
中国の研究が近い将来世界を牽引していく可能性があるそうです。



ここで気になるのが
倫理的な問題です。

論文は
お金が絡むと歪むことがあるからです。


最近、
中国政府の国家食品药品監督管理总局(SFDA)が
医学論文の臨床試験の結果を調査したところ、

データの80%がねつ造であったことが
発覚したのです。

ほとんどすべてがインチキだったということです。

驚くことに
多くの例で
臨床試験前に「結果」が書かれていたそうです。

製薬会社でも
自社に不利となる副作用の記録を
隠ぺいし、削除し、改ざんしていたことが判明しています。


しかも
データのねつ造は、
一部の製薬会社や医師だけではなく、
それに関わるほぼ全員が
詐欺行為にかかわっていたという衝撃的な事実も明るみに出ました。


今回の結果を受けて
認可待ちだった新薬の80%の申請が
却下されました。

今回の調査が無ければ
これら効かないかもしれない新薬が
次々と市場に出て
多くの人が服用したことでしょう。

論文は
掲載された時点で
世界的に力を発揮します。

その結果だけが
常識として独り歩きしていくのです。



そして
残念なことは
日本人は論文ねつ造が多い

とみなされていること。

米国の科学専門誌「サイエンス誌」に
次のような記事が掲載されました。
「Researcher at the center of an epic fraud remains an enigma to those who exposed him」
tideoflsciencemag.org

この記事には
葛飾北斎の富嶽三十六景のパロディ画が表紙に掲載されていました。

作品のタイトルには、
「押し寄せる嘘の波」と書かれています。

記事には
ある日本人が発表した論文には不自然な点が多く
英国とニュージーランドの研究者らがそれに気が付いて
日本人研究者の論文捏造を暴いていく内容が書かれています。


日本人が発表する科学論文の数は、
世界のたった5%のシェアしかないにも関わらず、
論文撤回研究者ランキングのワースト10の半数を
日本人が占めています。


第一位は日本人で
撤回された論文の数は
驚くことに183にも上っています。

これは異常すぎる数です。

そもそも論文が撤回されるということは
あってはならないこと。

論文に不正があったり、
明らかに研究結果が信用できないなどの場合に限られます。


ごく一部の日本人研究者らが
熱心に捏造を繰り返すことで
日本人研究者全体が捏造の温床にいると
勘違いされてしまいます。

それは
利益のためであったり、
自分の名誉欲であったり、
論文を書く理由が真実の追及ではないところにあるなど

研究者としてはいてはならない人たちが
捏造製造機となっているのでしょう。



優秀で
純粋に真理を追究する
倫理観のある科学者が増えてくれると嬉しいですね。



ひかたま:論文の信憑性

ひかたま:お金で歪む科学的事実

ひかたま:中国の医学臨床試験データの80%はねつ造




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