身体には老廃物を除去する能力が備わっています。

体内の活動により生じた体内老廃物は
血液とリンパ液によって
回収されて排出されていきます。



ところが
身体の最高司令塔である脳だけは
特殊な関門が存在しています。
血管系では
血液脳関門と呼ばれています。


そして
リンパ系は
脳には到達することはできないために
リンパ管構造は脳内に確認されていませんでした。



人間の脳は、
平均1400gほどで
体重のおよそ2%を占めていますが
エネルギーの四分の一は脳で消費されています。

活動量がとても多い部位であるために
老廃物も多いはずなのです。


ではどのように
脳では老廃物を排泄しているのでしょう。


そこには
Glymphatic system(グリンファティック・システム)と命名された
脳独自のリンパ系があることが
発見されています。

脳内のグリア細胞(glial cell)とリンパ系(lymphatic system)に由来する合成語です。

人の脳は
1000億もの神経細胞と
10兆を超えるグリア細胞で構成されています。

実は
このグリア細胞の役割は
いまだに
現代医学でもあまり解明されていない領域です。


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このGlymphatic systemの仕組みを最初に確認したのは
ロチェスター医療大学の研究者たちです。


睡眠中の脳では
グリア細胞が約60%も縮小して
脳細胞間に隙間を形成します。

その隙間から
老廃物が脳脊髄液によって排出されて
静脈側の血管周囲腔に流れ出ていくことが
動物実験によって判明しています。


Glymphatic systemの働きは、
姿勢とも関連があるようです。
動物実験では、
伏臥位よりも、より深く眠るときの側臥位(横向き寝)の方が
老廃物の排出が活発化されることも確認されています。



睡眠は
脳をよりよい状態に保つために



とても大切なのです。



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森井 啓二
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2017-12-18