ラブラドール・レトリバー

カナダのニューファンドランド島原産の大型犬です。

その性格の良さ(温和で社交的でとても従順)や
学習能力の高さから
世界中で大人気の犬種です。

ラブラドール・レトリーバーの毛色は、
ブラック、
イエロー、
チョコレート

の三種類が公認されています。


ラブラドールには、
犬種的になりやすい病気があります。


今回はさらにショックな研究結果のご紹介です。

チョコ色のラブラドールは
寿命が短い
ようなのです。


rabhuffingtonpost.com

オーストラリアのシドニー大学と英国の王立獣医校の研究者たちは
英国にいるラブラドール・レトリバーに関する3万3000件以上の大規模データVetCompass
を利用して調査しています。


その結果、
チョコ色のラブラドールの平均寿命は、10.7歳
ブラックとイエロー色のラブラドールの平均寿命は、12.1歳
でした。


チョコ色のラブラドールの方が
1.4歳も短いことがわかりました。


犬の寿命を考慮すると
大きな差となります。



さらに
チョコ色のラブラドールは、
他の毛色のラブラドールよりも
皮膚や耳の感染症にかかる率が高いことも判明しました。




毛の色素の遺伝子が、
寿命に直接関わっている可能性は低く
人気があり価格も高いチョコレート色を作り出すための交配方が、
潜在的に
犬の健康に影響を与えてしまう遺伝子を受け継ぐことになってしまったようです。

感染症に罹りやすい体質であれば
寿命に影響することはあり得るのです。


ちなみに
ラブラドールがなりやすい病気

心臓では
三尖弁形成不全症
動脈管開存症
など

皮膚では
化膿性外傷性毛包炎(急性化膿性湿疹)
前足皮膚炎
アレルギー
鼻色素脱失
鼻角化症
粘膜皮膚色素脱失
肢端祇性皮膚炎
など

内分泌系では
副腎皮質機能充進症
糖尿病
原発性上皮小体機能低下症
インスリノーマ
など

消化器系では
巨大食道症
リンパ球性形質細胞性結腸炎
先天性門脈体静脈短絡
など

血液系では
血液凝固不全など

筋骨格系では
手根靭帯脆弱化
骨軟骨症
股関節形成不全
など

腫瘍では
脂肪腫
皮膚組織球腫
悪性リンパ腫
悪性黒色腫
など

神経系では
てんかん
重症筋無力症
など

他にも
発病率は低いですが
犬種的・遺伝的になりやすい傾向の病気は
たくさんあります。






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