「光の魂たち 植物編」

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無題hikari




ここでは
あとがきからの抜粋をご紹介します。


夜中に山にいると、
大自然に包まれた感覚になります。

特に
無風状態になった時。
そこにはとても精妙な音楽が奏でられていて、
美しい旋律となって
心の奥まで響いてきます。

そこで感じるのは、
外界の精妙な音だけでなく、
すべての存在全体が五感を超えた深い領域で調和した音です。


天体のあらゆるもの、
自然界のあらゆるものには、
それ自体が奏でる音楽があります。

特に植物の優しい音楽には、
人を癒す力があります。

花が開花する時の音楽、
樹々が成長する時の音楽、
さまざまな形の葉の組織や細胞、原子なども
音楽的な波長を奏でています。

これらのすべての美しい音楽は、
私たちに内在する聖なる領域にも存在し、
共鳴するものです。


私は、とてもたくさんの薬草を使って、
数多くの動物たちを治療してきました。

特定の病気や特定の体質には、
かならずそれに対応する薬草が存在します。

その薬草の奏でる音楽と治療が必要な動物の相性が良いと、
動物の身体は見事に修復されていきます。
そして
それは肉体だけでなく、
心の不調をも調和へと導いてくれます。

こういった現象をいつも見ていると、
日常生活では人間、動物、植物、鉱物などと分けて認識していますが、
本当は物質世界から見えない世界のレベルまで、
身体も心も植物を含め
すべての存在と一つである
ということを実感します。


植物と交流することによって、
人生のあらゆる面を植物たちがサポートし、
導いてくれることを感じることができるのです。


私たちの霊的成長は、
まるで一粒の小さな種子が大きな巨樹へと成長するようなものだし、
泥水の中から美しい花を開花させる蓮の姿は、
どんな環境にいても純粋さを保てる見本となり、
すべての存在に分け隔てなく愛する植物たちからの恩恵は、
私たちのあるべき姿を示してくれています。

人が落ち込んでいる時には、
森の中に入るだけで癒され、
くじけそうな心も、
強い高山植物に感動するだけで強い心へと変化させることができる。


人が、
この地上において完全な統一性と調和を体験し、
より高い霊的成長を望むのであれば、
植物を深く理解し、
共鳴する体験は必要不可欠なのです。

なぜなら
それは
私たちの魂の中にある神聖な存在を理解することにつながるからです。


人生で何かに迷ったとき、
決心がつかないときには、
森の中に入って自分が気に入った樹木に抱き着いてみましょう。
道端に咲いているタンポポを賞賛してみましょう。
舞い落ちる木の葉に、限りない美を見つけてみましょう。

植物に心開いた時に感じた調和や愛や感謝の心が、
そのまま問題を解決するための鍵となってくれるでしょう。



私たちの周りには
驚くほどたくさんの植物たちがいます。

まずは、
毎日身の回りの植物たちのさまざまな美を見つけることから始めてみましょう。

植物は、
私たちが思っているよりもはるかに知的生命体です。
それも感じ取ってみましょう。
すべては理解しようとする思いから始まります。

それは私たちの先入観や偏見を取り払ってくれる助けをしてくれます。


本書は、
植物を
いろいろな面から多角的に見るきっかけとなることを意図して書いています。

植物と共鳴しながら、
植物をもっと探求してみましょう。

自分の最高の霊的成長を望み、
花を開花させ、
実を結ぶために、
日々実践していきましょう。





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