「世の中すべての存在物には意味がある」

今日は、虫歯菌が人に役立つお話です。

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虫歯菌は、多くの人にとってやっかいものです。

東京大学と東京農工大学の研究チームは、
虫歯菌が口の中で歯垢を作るときに
虫歯菌が生成する酵素を利用して、
優れたバイオプラスチック
を合成することに成功
しました。

バイオプラスチックとは、
石油などの化石原料を使わないで、
生物由来の再生可能な生物資源で作られたプラスチックのことです。


虫歯菌バイオプラスチックは、
優れた強度を持ち、
300℃を超える熱にも耐える性能を持っています。



歯についている歯垢は、口腔内の細菌の塊で形成されています。
最近は、歯から離れないように
細菌自体が作り出す「グルカン」という粘着物質で
張り付いています。

このグルカンは、
ブドウ糖が複数鎖のように連結した多糖類の一種で、
その構造は
プラスティックにものに似ています。

このグルカンの鎖は、
虫歯菌が作る「グルカンスクラーゼ」という酵素によって作られます。



虫歯菌から直接グルカンスクラーゼ酵素を抽出する方法では
圧倒的に量が足りません。

そこで
虫歯菌から、
グルカンスクラーゼの情報を持つ部分のDNAを取り出して
大腸菌に組み込み
大腸菌にグルカンスクラーゼと同じ働きを持つ遺伝子組換え酵素を作らせて
量産します。

(ひかたま:新しい科学の扉を開く:嫌われ者のヤスデが人を救う



この
虫歯菌プラスチックは、
自動車や家電などの部材や梱包材包、繊維など
幅広い分野で利用可能になります。

また、生体内に入っても安全性が高いために
医薬品カプセルや手術で使われる資材などの応用も視野に入っています。



バイオプラスチックは、
最近になって次々に研究開発されています。

それらは
従来の石油製品よりも
さまざまな面で優れている次世代の素材です。

ただ
私たちは
こうした新素材がでることで、多用するのではなく、
やはり
プラスチック類はできるだけ必要な所に使い
私たちは本当に必要以上使わないことが
次世代へよりよい地球を渡すために必要だと感じます。





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