タージ・マハル


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インド北部アーグラにあるインド・イスラーム文化の代表的建築物で
ユネスコの世界遺産に登録されています。

この建物は、
ムガル帝国の第5代皇帝シャー・ジャハーンが、
産褥病によって亡くなった愛妃ムムターズ・マハルのため
建設したものです。




愛妃 ムムターズ・マハルの名は
「宮廷の選ばれし者」という意味です。
第5代シャー・ジャハーン帝に嫁ぐ際に
先代のジャハーンギール帝から授けられた愛称です。

シャー・ジャハーン帝は
結婚してから
ムムターズ・マハル亡くなるまでの間
溺愛し続けました。

戦場に行くときでさえ
同行させて一緒に過ごす時間を作っていました。

そして
愛する妃が亡くなると
ジャハーン帝は、
全国民に対して2年間の喪に服すことを命じました。
ジャハーン帝自身は、
生涯にわたって愛妃を思い続けていたそうです。

愛する人と
今生での別れは
とてもつらいものだったに違いありません。



タージ・マハルは
ムムターズ・マハルの名前の省略形。


その美しい外観から
宮殿だと思っている人もいますが、
これは
その亡くなった愛する妃のために作った
総大理石の白い霊廟(れいびょう)です。


白い大理石のために
早朝にはピンク色、
午後には真っ白、
夕方には乳白色に見え、
時間と共に独特の色彩を呈しています。

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このタージ・マハルは、
大気汚染や水質汚染など、多くの問題によって
存続の危機にあることが懸念されています。


大気汚染によって雨に二酸化硫黄が入り込み
大理石が黄変化したり、
すぐ近くにあるヤムナー川はひどく汚染され
その川には、人口増加によってダムや用水路が作られたため
川の水量が減少してしまいました。


タージ・マハルは、
土台に水があることが前提で作られており
水位の減少によって土台の木材が空気にさらされ、
脆弱化してしまっているようです。



タージ・マハルの近くには
タージガンジというタージ・マハル建設に携わった職人たちの子孫が暮らす区域があります。

彼らは、
タージ・マハル建設と修復に関する技術を受け継いでいるにもかかわらず
修復の許可が政府から下りないために
修復作業を行うことができないようです。


この建物の修復には
河川の復活など
問題が山積みで
一つ一つ解決されない場合
世界遺産が一つ消えることになります。



ジャハーン帝は、
自分の死後に
白い大理石で覆われたタージ・マハルと同じ形の霊廟を
ヤムナー川の対岸に
黒い大理石で建設することを希望していました。


でも
その夢は実現することはなく
ジャハーン帝の亡骸は
タージ・マハルの地下にある王妃の棺の隣に
そっと置くだけになりました。




建物など
物質的なものは
経年劣化を避けることはできません。
悠久の年月の中で
いつかは消えてなくなります。



でも
愛する思いは
目には見えないけれど
消えることはありません。


特に
深い愛は
形も重さもないけれど
とても強いエネルギーを持っています。



タージ・マハルに訪れる人は
その建物の荘厳さの背後にある
「最愛の思い」の強さを感じてみてください。





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