スローン健康管理発明大賞(Sloan Healthcare Innovations Prize)
という催しが
毎年米国マサチューセッツ工科大学で開催されています。

mjitnews.mit.edu


2018年の大賞を受賞したのは
装用するだけで薬品を眼に供給し続けることのできるコンタクトレンズです。

ハーバード・イノベーション研究所が
開発したものです。


コンタクトレンズの素材の中に
薬剤が浸透された円形の帯状のポリマーフィルムが
挟まれた構造をしています。

目に装着すると
このポリマーフィルムから
薬剤が出てくる仕組みです。


このコンタクトレンズは
FDA(アメリカ食品医薬品局)の認可を受けた安全な素材で作られていて
最長2週間までの連続装用が可能です。

コンタクトレンズ装着中は
眼球表面にゆっくりと薬を供給し続けることが可能なため
持続的に点眼処置が必要な眼の病気の治療や、眼球の手術後の治療などに有効です。

さらに
黄斑変性症、糖尿病性網膜症、網膜静脈閉塞などの眼内注射の代わりともなる治療としても
効果が期待されています。

点眼の手間が省けると同時に
薬剤が
確実に目に届くので活用されそうです。



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2017-12-18