サメの皮膚
ザラザラしています。

猫の舌のようです。


そのため
ワサビをおろす時にも使われます。


ところで、
このサメの写真
まるで
飛行船のように見えませんか?
shark-3197585_1280

そう、
今日は
サメの皮膚が飛行機に役立つ
というお話です。



サメの皮膚を電子顕微鏡で観察すると、
小さな鱗状組織や小歯状突起で覆われている様子を見ることができます。


生き物の微細構造には多くの深い意味があります。


サメもただザラザラしているわけではなく、
海の中を回遊する時に
さまざまな役割を持っているはずです。



ハーバード大学とサウスカロライナ大学の合同研究チームは、
このサメの小歯状突起を
3Dプリントしたものを制作し、
それを
翼の表面に貼り付けて
揚力に与える影響を調べています。


samenews.harvard.edu



その結果、
小歯状突起形状は
乱流を生じさせることによって空気抵抗を減らす渦流生成器の役割を持ち
翼の揚力を大きく増加させることを発見しました。


渦流生成器は、
翼の性能を向上させて、飛行を安定させるために
乱流翼として基本的に飛行機の主翼に取り付けられます。


飛行機の性能を評価する重要な指標の一つに、
「揚力対抗力比」という
翼に垂直方向に働く揚力と水平方向に働く抗力の比率、があります。

揚力対抗力比の値が大きいほど、
飛行機は小さい推進力で飛行できることになります。


今回の研究では、
サメの皮膚を応用した渦流生成器を取り付けた場合、
揚力対抗力比が、
付けない場合に比べて最大323%向上していました。



鳥ではなく
サメの皮膚が
航空機やドローンなどに応用できるなんてすごいことだと思います。


私たちは
まだまだ自然界から
動物たちから
植物たちから
あらゆる身の回りのものから
学ぶことだらけです。



「バイオインスピレーション」
という言葉があります。 

自然界の生物のもつ優れた機能や形状からインスピレーションを得て、 
工学や医療をはじめ様々な分野に応用することです。 

実際にあらゆる製品が、生物をヒントに作られ、成功しています。 


バイオインスピレーションの続きは
本書にて。




こちらも
ひかたま:バイオインスピレーションと世界最強の歯
ひかたま:動物たちに救われる未来:鳥の翼とウィングレット
ひかたま:新しい科学の扉を開く:嫌われ者のヤスデが人を救う


今日もありがとうございます。
ブログランキング参加しています。
よろしければクリックお願いします。

人気ブログランキング