現代科学でも
いまだ解明できていない謎が満載

最も身近なものです。


drops-of-water-578897_1280



私たちの身体の大部分は
水で構成され


遠い将来証明されるはずですが
宇宙の大部分も
水で構成されています。



あまりに身近な水ですが、
不思議なことに
他の液体とは違う特性を多く持っています。



普通の条件下では

4℃の時に
最も密度が高く、重量も重くなります。
さらに
凝固してになると、
固体である氷は、液体である水よりも軽くなり、
水に浮きます。



これは当たり前のようですが、
とても特別なこと。


ほとんどの物質では
凝固すると大きさが小さくなり、
液体の時よりも重くなり、
液体の中に沈むのが一般的なのです。



水は
池や湖では
こうして表面から凍り、
水面下は最後まで凍らないために
水中の生き物たちは
厳しい氷点下の気温の中でも
生きていけるのです。


凝固したときに
固体が液体に浮くのは
あらゆる物質の中でも
水のほかにはビスマスくらいしかありません。


水が
他の液体とは異なる特殊な性質は
実に70もあると言われています。



今回は
その特性の一つである
水は2種類の異なる液体にもなる
という話です。



ストックホルム大学をはじめとした国際研究チームは、
水が2種類の異なる性質を持つ液体で存在している
ことを証明しました。


通常私たちは
水の状態と氷の状態をよく知っています。

その他に
純水を氷にしないように刺激を全く与えずに極低温にすると
氷になる時間もないうちに水分子の動きが止められて固まった
「アモルファス氷」
と呼ばれるガラス状の固体になることもできます。


このアモルファス氷は
低密度アモルファス

高密度アモルファス
という
性質の異なる2種類の状態で成り立っています。

高密度アモルファス氷を加温すると
突然体積が25%ほど増大し、
低密度アモルファス氷に変化します。




極低温という特殊環境において
2種類の液体の水が明確に区別できることが証明されたことから
水は
2種類の液体が複雑に混ざった状態だとも言うことができます。

この発見によって
さらに
生体における水の作用についての解明が進んでいくことも期待されています。




ちなみに
アモルファス氷という状態は
地球上の環境中では
ほぼ見ることは出来ませんが
宇宙空間においては
一般的な水の状態であるとされています。


まだまだ
最も身近な物質である
は謎だらけ。





今日もありがとうございます。
ブログランキング参加しています。
よろしければクリックお願いします。

人気ブログランキング