2009年に
地球内部を探索するために
各分野の専門家たち数百人が集まって
国際共同研究機関
「深部炭素観測室(Deep Carbon Observatory:DCO)」が結成されました。


そして
2018年になって
米国ワシントンで開かれた
米国地球物理学連合(American Geophysical Union)の会議で
DCOの過去10年の研究結果を発表しました。

DCOによると、
地球の地下2500mという深部には、
巨大な生物圏が存在することが判明しました。

それは
広大な「微生物による生命体の森」でした。


この写真は
南アフリカにあるコパナン金鉱の地下1400mに生息していた線虫です。
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科学者たちは
さらに深度5000mを超える地下でも
生命体を発見しています。


地底の奥深い部分には
地表と同等、もしくはそれ以上に多様な生命体が存在しているようです。

しかも
人類はいまだにその大部分を解明できていなかったのです。



地球上の生物のうち、
細胞核を持たない単細胞の有機体であるバクテリア(細菌)やアーキア(古細菌)の
約70%
地下に存在すると推測されています。


それら地下の細菌群は
炭素重量換算で見積もると
150億~230億トンという膨大な量に相当するようです。


地下には
121度という高温環境でも増殖出来る超好熱菌など
さまざまな特殊な環境で生きている細菌たちがいます。

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まだまだどんな生命体がいるのか
そして
地下の世界について
ほとんどわかっていないのです。



最新の遺伝子解析技術を含めた
35,000もの解析方法を組み合わせて行った
大規模分析研究をまとめた報告によると
地球上に存在する生物種の数は
最大一兆種にもおよび、

現在のところ
人類が把握している地球上の生物は、
全生物の中の
0.001%
に過ぎないという推測がなされました。



それなのに
どうして人類は
地球で一番偉いなんて妄想を持って
自然を破壊してきてしまったのでしょう。


私たちは
いままでも銃を発明した結果
無数の動物たちを
無差別に殺してしまいました。


そしていま
さらに高度な科学技術を発展させていますが、
それに伴う
高い精神性と霊性は身につけていない状態です。


これは
幼児に実弾入りの拳銃を持たせているのと同じこと。
子供に本物のスポーツカーを運転させるのと同じこと。


高い精神性の無い科学技術は
破壊的になってしまう可能性があります。

高い精神性、慈悲といった心の豊かさを伴わない頭脳中心の科学は
人を間違った方向に向かわせます。


頭とハートのバランスをとることは
正しく科学技術を活用するうえで
最も必要なことです。



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