米国マサチューセッツ州の沖合200キロに
ノースイーストキャニオン・アンド・シーマウント海洋国定保護区
があります。

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この保護区の海底は
海底山脈や大渓谷がある美しい地形になっています。


ここには
たくさんの生物が暮らす生態系があります。

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この生物多様性に富む海の自然を保護するために、
この海域は
オバマ政権時代に
海洋国定保護区に指定されました。

大西洋でははじめての保護区です。

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海洋国定保護区に指定されると
その区域での漁業や資源採掘などの商業活動が制限され、
自然が守られるのです。




ところが
トランプ政権になると、
資源開発によってお金儲けにしようと

このノースイーストキャニオン・アンド・シーマウント海洋国定保護区だけでなく
複数の保護区を
商業活動に開放する方針を決めてしまいました。



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米国の政権は
悠久の年月をかけて築きあげてきた壮大な自然環境を守るよりも
自然を破壊して
刹那的なお金儲けを選んだのです。



この政策に反対する研究者たちは
この保護区の生物多様性を示すために
改めて
調査に乗り出しました。


研究者たちは潜水艦に乗り、
水深約1000mの深海へと向かいました。

深海は
光の届かない真っ暗な世界です。

でも
そこには
予想外に
生命溢れるサンゴ礁の生態系が拡がっていました。




たくさんの新種も発見されました。



こんな貴重な生態系を
自分たちの世代だけで破壊していいと思ってしまうほどに
霊的には未熟な人たちが
世界を代表する指導者になっています。


北米先住民は
「私たちは、七世代先のことまで考えて判断しなければならない。」
と考えて
すべてを決定していました。


残念ながら
私たちは
目先の利益だけを最優先して
未来の世代のことなどほぼ何も考えていないような状態です。




アース・ジャスティスや自然資源保護評議会などの環境保護団体は、
トランプ政権が
海洋国定保護区の指定を解除するのであれば、
裁判所への提訴する意向を示しています。




ちなみに
今週米国ではメキシコ国境の壁の予算問題をめぐって、
2週間以上の間、
一部政府機関の閉鎖が続いています。

その影響によって
全米各地の国立公園でも
清掃やゴミを回収するスタッフがいなくなり、
荒廃しているようです。


政府の意向によって
自然界が犠牲になることは
悲しいことです。






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