酔っ払い運転は
とても危険です。

それは飛行機も
同じこと。

最近
パイロットの飲酒乗務が社会問題化しています。



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先日、
英国ロンドンのヒースロー空港で、
飛行前の検診で
JALの副操縦士が規定値の9倍ものアルコールが検出されて、
地元警察に逮捕されました。

これは
チェックアウトしたホテルからの通報だそうですが、
通報がなければ
そのまま飲酒操縦していたのかもしれません。
副操縦士は、
飲酒はしていない、マウスウォッシュをしたのでその臭いだと主張していましたが
残念ながら
呼気と血中から基準をはるかに超えるアルコール量が
検出されてしまいました。

この件では
日本航空独自のアルコール検査のための感知器(旧型が使われた)では
感知できなかったようです。
基準値上限の9倍でも
異常なしと判断するJALの感知器って……。


それでも
基準値をオーバーする事例は
珍しいことではないようです。



先月は
JALの客室乗務員が
成田発ホノルル行きの
機内で飲酒していたことまで発覚。



先週の
全日空の子会社ANAウイングスの機長飲酒問題では
飛行機の便が遅れてしまうこととなりました。
機長は
副操縦士と口裏合わせをして
虚偽の報告をしていたことも判明しています。





2017年12月の
成田発シカゴ行きの便では
JALの機長が
飲酒を隠すために部下のパイロットに命じて、
アルコール検査の替え玉をさせていたようです。

これは
部下のパイロットの告発によって騒ぎになりましたが、
JALは外部には一切公表しないまま
隠蔽したとされています。

飲酒操縦対策が
各航空会社任せであり
隠蔽もあったことに驚きです。




パイロットは飲酒問題だけでなく
心の病も抱える割合が多いともいわれています。




ニューヨーク・ポスト紙の記事では
「世界の民間航空のパイロットは、
数千人がうつ病であり、
それを隠している。」
というショッキングな記事を載せました。

「パイロットたちは精神的疾患を、翼に隠している」

ttrenypost.com


この記事は
米国ハーバード公衆衛生大学院の研究チームが
世界の民間航空機会社に勤務するパイロットたち3278人を対象に
調査した結果を元にしています。


この調査は
2015年に発生したドイツの航空会社の飛行機が、
フランスのアルプス山中に墜落して、
150人の死者を出す大惨事が
きっかけになっています。

この事故の原因が、
副操縦士のうつ病による自殺行為だったからです。


日本でも以前似たような事故はありました。
羽田空港沖にJALの飛行機が墜落した事故です。
この時のJALの機長は
「敵に捕まって残忍な方法で殺されるよりも、自分から先に死んだほうがマシだ」
という妄想にとりつかれたまま飛行機を操縦し、
飛行機のエンジンを意図的に逆噴射して
墜落させてしまいました。
この墜落により
乗客・乗員24名が死亡し、149名が重軽傷を負っています。




ハーバードの研究チームが行った
パイロットたち3278人の調査結果
では、

426人(13%) がうつ病かうつ病に近い状態
75人が自殺を考えたことがある

という
驚くべき結果となりました。


このうつ病の割合を
世界の民間航空会社のパイロットたち約47万人に当てはめてみると、
およそ6万1100人のパイロットたちが
うつ病かうつ病予備軍ということになります。



ICAO(国際民間航空機関)の予測データだと、
今後年々パイロットの数が
急速に不足していくという予測をしています。


現在のところ
各航空会社では
月間乗務時間の延長やインターバルの短縮化、渡航先の宿泊数を削減するなどして
運営を工夫していますが
これらは
労働環境の悪化に直結するのは
明らかです。


パイロットの過剰な飲酒も
ストレス解消のためでしょうか。
それでも
飲酒操縦の理由になりません。


航空機が世界で最も安全な輸送手段であることを維持するためにも
労働環境の改善は重要視されることになりそうです。


よく飛行機に搭乗する際に
お見送りの人たちから
飛行機気をつけてね
と言われますが、
私たちが気をつけられるのは
せいぜい
りんごジュースをこぼさずに飲むことくらいで
あとはパイロットさん任せなのです。


飛行機はいつ乱気流に巻き込まれるか
いつエンジントラブルが起きるか
予測つきません。

万が一の時のために
操縦前の飲酒は
やめて欲しいと思います。





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