英国が欧州連合(EU)脱退が混迷化しています。
2016年6月23日
国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定
2017年3月29日、
英国首相テリーザ・メイは
EUから正式に離脱するために欧州連合基本条約(TEU)第50条を発動しました。
英国側の全権大使は
EU大統領ドナルド・トゥスクへ向けて
「英国国民の総意に従い、TEU第50条が発動された。英国は欧州連合を離脱する。」
とする旨の書簡を渡しました。
2019年1月15日
英下院はEU離脱条件などを定めた離脱協定案を大差で否決。
2019年1月16日
英議会は内閣不信任決議案については反対多数で否決。
引き続きメイ首相も元で
EU離脱の準備を進めることになりました。
EU離脱予定日の
3月29日まであと70日ほど。
現段階では
EUとの正式な合意が実施されない状態での
英国の離脱もありえますが
いまだ不透明なまま。
このEU脱退するかしないか(Brexit) は
ペンギンにとっても将来が不安になる決定です。
politico.eu
現在の英国は
ケイマン諸島、ジブラルタル、バミューダ諸島など
世界各地に海外領土を保有しています。
そして
そこには多くの絶滅危惧種であるペンギンが生息しています。
それらは
気候変動に加えて、漁業による脅威によって
人の保護活動がなければ
安全に存続することができない状況です。
そして
その活動には
EUからの野生動物保護のための資金提供
がとても重要だったのです。
さらに
英国環境庁は
「2020年以降のEU離脱後に、EUと同様に保全プロジェクトに対して資金提供を行う」
という確約がありません。
EU離脱後の当面の資金援助は
英国政府が保証することになっているものの
長期的な計画については
いまだ
不透明なままです。
英国は
他の国と同様に
いままで
熊やオオカミをはじめとして
数多くの動物たちを絶滅に追いやってしまった過去があります。
政治的な思惑により犠牲になる動物たちは
とても多いのが現実です。
例えば
クジラ。
海軍の演習活動によって
犠牲になったクジラなどの海洋哺乳類は、
この5年間の北太平洋だけでも
1200万頭
と見積もられています。
米海軍も、
海洋哺乳類を殺傷している事実関係を認め
2014 ~2019年の間に行う演習によって
海洋哺乳動物に及ぼす影響を試算した報告書を発表しています。
それによると、
死傷が発生する数は、
2000万頭。
この数字に関しても
「天然資源保護評議会」(NRDC)の専門家は、
表面的な数字であるとして、
実際の被害は、
はるかに多いと推定しています。
米連邦最高裁もこれを支持しています。
(詳しくは
ひかたま:軍事演習で犠牲になるクジラやイルカ)
人のことばかりでなく
動物に対する思いやりも重要視してほしいと思います。
動物に優しい配慮をしているかどうかも
その国の精神的な成熟度の指標になります。
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2016年6月23日
国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定
2017年3月29日、
英国首相テリーザ・メイは
EUから正式に離脱するために欧州連合基本条約(TEU)第50条を発動しました。
英国側の全権大使は
EU大統領ドナルド・トゥスクへ向けて
「英国国民の総意に従い、TEU第50条が発動された。英国は欧州連合を離脱する。」
とする旨の書簡を渡しました。
2019年1月15日
英下院はEU離脱条件などを定めた離脱協定案を大差で否決。
2019年1月16日
英議会は内閣不信任決議案については反対多数で否決。
引き続きメイ首相も元で
EU離脱の準備を進めることになりました。
EU離脱予定日の
3月29日まであと70日ほど。
現段階では
EUとの正式な合意が実施されない状態での
英国の離脱もありえますが
いまだ不透明なまま。
このEU脱退するかしないか(Brexit) は
ペンギンにとっても将来が不安になる決定です。
politico.eu
現在の英国は
ケイマン諸島、ジブラルタル、バミューダ諸島など
世界各地に海外領土を保有しています。
そして
そこには多くの絶滅危惧種であるペンギンが生息しています。
それらは
気候変動に加えて、漁業による脅威によって
人の保護活動がなければ
安全に存続することができない状況です。
そして
その活動には
EUからの野生動物保護のための資金提供
がとても重要だったのです。
さらに
英国環境庁は
「2020年以降のEU離脱後に、EUと同様に保全プロジェクトに対して資金提供を行う」
という確約がありません。
EU離脱後の当面の資金援助は
英国政府が保証することになっているものの
長期的な計画については
いまだ
不透明なままです。
英国は
他の国と同様に
いままで
熊やオオカミをはじめとして
数多くの動物たちを絶滅に追いやってしまった過去があります。
政治的な思惑により犠牲になる動物たちは
とても多いのが現実です。
例えば
クジラ。
海軍の演習活動によって
犠牲になったクジラなどの海洋哺乳類は、
この5年間の北太平洋だけでも
1200万頭
と見積もられています。
米海軍も、
海洋哺乳類を殺傷している事実関係を認め
2014 ~2019年の間に行う演習によって
海洋哺乳動物に及ぼす影響を試算した報告書を発表しています。
それによると、
死傷が発生する数は、
2000万頭。
この数字に関しても
「天然資源保護評議会」(NRDC)の専門家は、
表面的な数字であるとして、
実際の被害は、
はるかに多いと推定しています。
米国海軍では、
国民を守るために「合法的に」
クジラやイルカを殺傷してもよいことになっています。
米連邦最高裁もこれを支持しています。
(詳しくは
ひかたま:軍事演習で犠牲になるクジラやイルカ)
人のことばかりでなく
動物に対する思いやりも重要視してほしいと思います。
動物に優しい配慮をしているかどうかも
その国の精神的な成熟度の指標になります。
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どこの国であってもやめてほしいです