海外から
日本に帰ってきて
とても気になること。

それは
電気の異常な使い過ぎ。


日本にいると
地球環境の汚染問題も
資源の枯渇問題も
まるでなかったかのような雰囲気が
電気の異常な使い方にも象徴されています。



本当に必要のないところにまで
電気が過剰に使われ続けている。

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1997年に京都議定書が採択され
2015年にパリ協定が発行されました。

パリ協定は
気候変動抑制に関する国際的な合意です。

パリ協定では
世界の平均気温上昇を産業革命前からの「2℃未満」に抑え
平均気温上昇「1.5℃未満」を目指すことを目標にしています。

日本は
2030年までに(2013年比で)、
温室効果ガス排出量を26%削減することを掲げていますが、
国民全体で取り組むべきこの課題を
誰も理解することはありません。


温室効果ガス排出量を減らす戦略としては
省エネ
電化
エネルギーの低炭素化
そして
怖ろしいことに

CCS(二酸化炭素の回収貯留技術)
が掲げられています。



温室効果ガス排出量を減らすために
省エネをすることなく、
過剰な二酸化炭素を
極限まで圧縮して地下に戻してしまうCCS技術などを導入し、
CCSを行った各地に大地震を引き起こしてしまっていると言われています。
しかも
地中深い部分ではCCSと地震との因果関係が証明できないために
これだけ人的被害がCCS現場で起きているのも関わらず
止める気配はありません。

二酸化炭素の排出を削減するのではなく
二酸化炭素を地中に埋めてごまかすことが
本当に地球のために良いとは思えません。
単なる数字合わせのためのごまかしです。



日本の温室効果ガス排出量26%削減達成するために
分野別の削減目標がありますが、
一般家庭の分野では
40%の削減が目標とされています。


環境省での骨子は次の通り

ttt環境省




今の現状を見る限り
全く省エネになっていないのは
明らかです。



日本が
省エネを心がけたのは
残念ながら
ほんの一瞬だけ。


東北の大震災の後のほんのわずかな時期だけでした。
それは
本心からではなく
形だけのものだから
結局は長続きしなかったのです。


いまだに
政治家たちは景気回復に声を上げ
企業も
「もっと商品を買いましょう」
とあらゆる手段を使って煽り続けています。


テレビでも、
グルメやファッション、豪華な旅、有名人たちの物にまみれた生活などを賛美する内容などを垂れ流し、ドラマも使って消費社会を洗脳し続けています。



誰もが
わびさびも忘れ
物に宿る魂も忘れ
物質的な豊かさや見た目の華やかさにだけ目が行くようになっているのは
このような洗脳活動の結果なのでしょうか。




省エネが、
単なるお金の節約であれば、
お金が入った途端に
節約は忘れられてしまう。

単に世間の節約ムードに従っただけであれば
節約ムードが終われば
節約は忘れられてしまう。



本当の省エネは、
自分のお金の節約や他人がやっているから自分も従うといったものではなく、


資源や物を大切にする思いや
地球への敬意といった
物質を超えた心の部分を大切にすることが根底になければ
達成することはできないと思います。




地球のバランスが崩れ
異常気象による被害が急増し、
農作物生産が凶作続きとなって
今後
食料調達も深刻化していくはずです。
そこまでいって
本当に困らないと
誰も省エネするつもりがないのでしょうか。



健康と似ています。
健康なうちは
体の声に耳を傾けることなく
つい無理をしてしまい、
病気になってから
あわてて治療し、
自分が作り出した病気に対して
逆恨みしてしまう・・・。

本来は
自分の魂の社(やしろ)である身体を敬い
大切にしておくことが大切なのです。



資源の無駄遣いを止めていくことは
すべてのものに対する敬意の表れでもあります。

まずは
ほんのちょっとからでもいいのです。
無理せず
長く続けることが大切なのですから。





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