カンガルーといえば
広い平原をぴょんぴょん飛ぶイメージ
がありますが、

樹の上で生活しているカンガルーたちもいます


哺乳類カンガルー科キノボリカンガルー属
カンガルーたちです。


主に樹上で生活しているために
飛び跳ねる後脚の代わりに
前脚の力やその爪が発達しています。


キノボリカンガルーたちは
木の実や果実、木の葉などを採食しています。


ほとんどの種は
ニューギニア島に生息していますが、
一部の種は
オーストラリアのクイーンズランド州に生息しています。


このたび
米国ワシントン州シアトルにある
ウッドランド・パーク動物園で
アカキノボリカンガルーの赤ちゃんが公開されました。

現在
生後八か月です。

かわいい。
6a010535647bf3970bJeremy Dwyer-Lindgren/Woodland Park Zoo

動画は
こちら




この動物園では
ツリーカンガルーたちの保全活動も行っています。

詳細はこちらから
woodzoo.org


多くのキノボリカンガルーたちは
絶滅の危機に瀕しています。




昨年秋には
すでに昔絶滅したと思われていたウォンディウォイキノボリカンガルーが
再発見されるという
嬉しいニュースもありました。



この種も
とても狭い生息域にだけ限定して生息しているため
開発に伴う森林破壊などに
とても脆弱です。


現在
ニューギニア島では
乱獲に加えて
森林伐採、パームオイルのプランテーション、採鉱、人為的な森林火災などが原因で、
多くのキノボリカンガルーが存続の危機にさらされています。


それは
日本にいる私たち生活に直結し
日本人も
キノボリカンガルーたちの絶滅に加担しているのです。



アイスクリームもカップラーメンも、
あらゆる加工食品や化粧品に含まれる植物性油脂は
この森林破壊によって供給維持されているからです。



気軽に食べている嗜好品が
こんなかわいい生き物たちを苦しめる結果となっていることは
心の片隅に覚えておきましょう。


アイスクリームを一回二回食べるのを控えても
私たちは死にません。

でも
キノボリカンガルーたちには
私たちがアイスクリームを一個食べるだけでも
死活問題になるのです。




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